Ⅻ∮楽園に吊られた男
もう何が起きたって構わない
ここから見える景色が全て
君に封じられる動きさえ
心地良く感じ始めている
瞳の奥はどこまでも澄み
逃れられない永遠にさえ思えた
僕だけに向けられる感情
その意味を噛み締める甘美な時
優しさと厳しさを湛えて
僕を包む君はまるで楽園
どこまでもただ望むが儘に
君に溺れたいんだ
過去も未来も全てが
この今に繋がって弾ける
刹那に浮かぶ記憶の全てと
これから観る景色が視えた
見つめ返す瞳に感情を返す
傍にずっと居させてほしい
“何が見える?”