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第15話 西の森に行く(絶対に内緒でね)

pvが、伸びてるので、嬉しいです。

短編予定だったけど、長編にしても良いですか?

 今日こそ、四葉の香草を見つけるんだ!


 でも、あのカイルに見つかるとめんどくさいからね。

 私は忍足で出かけるのさ。


 ふふっ。バレないようにね。


(……あ、この前のこと思い出しちゃった。

 せめてパンツくらい履きなさいよね)


 さて、早朝。

 まだ薄暗い中――宿屋は完全なる無音。


 今のうちよ。


 昔テレビで見たの。

 抜き足、差し足、忍足ってね。

 音は立てない。


 ――無事成功!


「さぁ、行くわよ! 西の森に!」


 ……あ。


 そうか。門兵がいるんだった。

 すぐに報告されるよね。


 悩む~。


 そこで。


「ゴーレム召喚」


 ムクムクっと、100体。


「ねぇ。この塀を越えたいんだけど、何か方法ある?」


 高さ20メートルほどの塀。

 出来るのだろうか?


「わーわー」

「44号、できますわ。エミリア様」


「合体! 合体!」

「ハシゴ! ハシゴ!」


「ちょっと静かにして!」


 そこに出来たのは、見事な岩の梯子だった。

 ……頑丈そう。


「44号」

「こちらをお登りください。

 いざとなれば12号の飛行魔法で助けますので」


「うん……わかった」


 高いところは苦手だけど、頑張った。

 脚が震える。


 ゴーレムは下からついてくる。


「ちょっと! 下から見ないでよ!」


「12号は飛行しながら隣にいます」

「大丈夫。ゴーレムですから」


 ……それ、安心材料なの?


 なんとか登り切った。


「44号」

「ではここで“土に帰れ”と言って、再度召喚してください」


 言われた通りにする。


 塀の上に、100体。


「ねぇ、12号。

 あなた、私を捕まえて飛行できるの?」


「はい、可能です。

 13号、14号も。10番代は飛行部隊ですので」


「……最初からそれで良くなかった?」


「はい。でも、それだとスリルを感じられないかと思いまして」


 余計な気遣いすぎる。


 こうして塀を突破したのだ。

 決して私は馬鹿ではない。


 クラスでも普通くらいだったのだからね。


(……何の科目かは分からないけど)


「そんなことより、四葉の香草よ!」


「さぁ、西の森に!」


「……どっちだっけ?」


「12号、こちらです」


「うん」


「みんな、行くわよ!」


「わーわー!」

「エミリア様~!」

「フランスベット~!」

「クラスで普通~!」


 ……ちょっとイライラしたけど。


 森の入り口に到着。


「みんな、四葉の香草を探してきてね。

 でも強い子は何体か残って!」


「わーわー!」


 ――その直後。


「ファイアー!」

「アイススピア!」

「ウォーターボール!」

「サンダー!」


「ちょっと待ちなさい!!

 何やってるの!?」


「12号」

「すみません。誰が強いか決めています」


「もう……やめてよ……」


 草原は、めちゃくちゃだった。


「とりあえず、香草を取ってきなさい。

 12号はここにいてね」


 30分後。


 全員帰還。

 四葉の香草を大量に持っていた。


「……多いわね」


「えっと、アイテム保管できるのは?」


「12号」

「90~95号です。まだ喋れませんが」


「じゃあ91号、保管しておいて」


 ……私、何もしてないのに。


 すごく疲れた気がする。


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