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厨二病の仲間に子供の女の子のリリスちゃんが増えました(9話)

☆厨二病の悪役令嬢は、優雅に踊る☆


〜9話〜


私は、乙女ゲームの悪役令嬢のルリに転生しました。

せっかく魔法ありの乙女ゲームの世界に転生できたから厨二病生活を楽しもうと思いました。


この世界に来て厨二病仲間のクロルネとサッシカイアとオノロベラが増えました。

そして乙女ゲームの攻略キャラクターのダイが私の義理の弟になりました。

どんどん厨二病の仲間や義理の弟が増えて行くのは、嬉しかったです。

でも義理の弟のダイさんが魔力を暴走させました。

でもダイさんの暴走を止める事ができました。

ダイさんが無事で良かったって思いました。


森の中を歩いていると女の子が兵士に追われているのに気が付きました。


「我々から逃げられると思ったか観念しろ!」


兵士達は、速歩きで女の子を追い掛けました。


「っ!?

大変です!?」


私は、魔法でいつも来ている堕天使の姿になり魔法で顔を隠す黒色の仮面を付けました。

そして兵士達と女の子の間に降り立ちました。 


「何者だ!?

我々が大教会の聖騎士と解っての狼藉か!?」


聖騎士の男性は、剣を構えて私に向けました。

 

「我が名は、堕天使ガブリエル。

こんな幼い女の子を大人数で追い掛けるとは、良い身分じゃな」


私は、右手を聖騎士達の方に向けて怪しく微笑みました。


「堕天使ガブリエルだと!?

解っているのか!?

子供だと言っても悪の根源の魔族だぞ!

悪を庇い立てするのだったら貴様も悪だな!」


聖騎士の隊長らしき人物は、剣を私に向けて睨みました。


「ほー……

我と戦うか……

無知とは、罪づくりの者じゃ……


魔族だからといって子供を虐める者に正義があるとはな……」


私は、プレッシャーを与える為に大量の闇魔法の魔力のドス黒いオーラを放ちました。


「ひ、ひーー!?

ば、化物!?」


騎士団達は、私の大量の闇の魔力を感じてガタガタ体を震わせて気を失いました。


「ふっ……

愚か者め……

己の無知を知ったか……


大丈夫じゃったか、幼い子羊よ……」


私は、ノリノリで厨二病発生をすると優しく女の子の見つめました。


「あ、あの……助けてくれてありがとうございました……


でも何で私を助けてくれたのですか……?

魔族は、悪の根源として恐れられて迫害されているのに……」


女の子は、戸惑いながら私を見つめました。


「気にするな。

我も天使から闇に堕ちて堕天使になった身じゃ。

そんな事は、些細な事じゃ」


私は、右手を空に上げて左手で左目を隠して怪しく微笑みました。


「堕天使様……?」


女の子は、戸惑いながら私を見つめました。


「そうじゃ。

我こそは、堕天使ガブリエルじゃ。


迷える子羊よ。

お主の名前を申すがよい」


私は、右手を女の子の方に向けて左手で左目を隠して怪しく微笑みました。


「堕天使ガブリエル様……


リリスの名前は、リリスと申します」


リリスちゃんは、恋する乙女の様に顔を赤らめて私を見つめました。


「ほーー、リリスか良き名前じゃ。


どうじゃ。

我の眷属になってみる気は、ないか?」


私は、このまま厨二病設定にリリスちゃんを巻き込もうと思いました。

だからリリスちゃんのほっぺたを右手で触り怪しく微笑みました。


「堕天使ガブリエル様の眷属ですか……?


リリスは、このままでは、聖騎士達に殺されていました……

だから堕天使ガブリエル様に着いていきます。

ぜひ、堕天使ガブリエル様の眷属にしてください」


リリスちゃんは、私がリリスちゃんのほっぺたを触った右手に手を重ねて恋する乙女の様に顔を赤らめてうっとりと私を見つめました。


「ふっ……

我の力を受け取るがよい」


私は、厨二病設定全開でリリスちゃんのほっぺたにキスをして私の魔力を注ぎ込みました。


「う……ん……

これが堕天使ガブリエル様の魔力なのですね……

気持ちが良いです……

堕天使ガブリエル様に包み込まれている様です……」


リリスちゃんは、私の魔力を感じて気持ち良さそうに声を出して恋する乙女の様に顔を赤らめてうっとりと私を見つめました。


「着いて来るがよい。

リリスのアジトに案内しよう」


私は、リリスちゃんを姫様抱っこをして優しく微笑みました。


「は、はい、よろしくお願いします……」


リリスちゃんは、私に姫様抱っこされると恋する乙女の様に顔を赤らめて私を腕を握り締めました。


私は、厨二病仲間の為に作った森の奥の屋敷に瞬間移動しました。


「ガブリエル様!?

良くお越しくれました!


そちらの子は……

ま、まさか、魔族ですか!?」


厨二病仲間のクロルネさんは、リリスちゃんを見て驚きの声を出しました。


「落ち着くが良い。

新しく我が眷属になった魔族のリリスじゃ。

仲良くしてやるが良い」


私は、リリスちゃんの肩を右手で抱き締めて左手で左目を隠して怪しく微笑みました。


「魔族を眷属にするだなんてさすがは、堕天使ガブリエル様です……

確かリリスちゃんって言ったわね。

ガブリエル様の眷属になったのでしたら私達の家族です……

これからよろしくお願いしますね、リリスちゃん」


クロルネさんは、じゃがんでリリスちゃんの目線に合わせて優しく微笑みました。


「は、はい、よろしくお願いします……」


リリスちゃんは、慌てて頭を下げてこれからの事をお願いしました。


「それでは、後の事を頼む。

我は、屋敷に戻る」


私は、髪をかけあげて怪しく微笑みました。 


「は、はい、後の事は、お任せください、ガブリエル様」


クロルネさんは、慌てて敬礼をして返事をしました。


私は、瞬間移動で屋敷に戻りました。


私は、まさか厨二病の仲間に子供の女の子も仲間に加わるとは、思っていませんでした。

しかもあんなに可愛らしい女の子のリリスちゃんがです。

だからこの先の厨二病生活が楽しくなりそうで嬉しかったです。


〜つづく〜



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