ダイさんが私の義理の弟になりました(7話)
☆厨二病の悪役令嬢は、優雅に踊る☆
〜7話〜
私は、乙女ゲームの悪役令嬢のルリに転生しました。
せっかく乙女ゲームの世界に転生したから厨二病生活を楽しもうと思いました。
それから厨二病の仲間にクロルネさんとサッシカイアさんとオノロベラさんが私の厨二病設定に付き合ってもらえる事になりました。
せっかくですからクロルネさんとサッシカイアさんとオノロベラさんも私の修行に付き合ってもらう事にしました。
気が付くとクロルネさん達が私と同じ位には、強くなりました。
それからクロルネさん達が同じ呪持ちの人達を連れてきてくれましたから呪いを解いた変わりに私の厨二病設定に付き合ってもらう事にしました。
気が付くと厨二病仲間が沢山増えました。
私は、自分の屋敷で歩いているとお父様に呼び止められました。
「ルリ、ちょうど良かった。
紹介したい奴がいてな。
ほら、隠れていないでてきなさい。
今日からルリの新しく弟になったダイだ。
仲良くしてあげなさい」
お父様は、ドアの向こうに隠れている男の子に呼びました。
すると男の子が恐恐と私に近づきました。
そして男の子の名前と弟になったことを紹介しました。
(ダイって確か乙女ゲームの攻略キャラクターで私悪役令嬢の義理の弟でしたよね。
確か主人公を虐めていた私を断罪する為に立っていましたよね
これは、破滅フラグを回避する為にダイと仲良くした方が良いですよね)
「ふっ……
我が愛弟よ。
我、ファミリーにようこそ。
我の名前は、ルリ。
マイファミリーダイよ」
私は、右手で右目を隠してダイさんのほっぺたを触り怪しく微笑みました。
そして厨二病発言を全開にしました。
「あ、あの……
よろしくお願いします、ルリさん……」
ダイさんは、おどおどしながら控え目に私を見つめました。
「ふっ。
そんな他人行儀は、良くないな。
我の事は、ルリお姉様とお呼びなさい」
私は、ダイのほっぺたを触りそのまま撫でる様に唇を触り怪しく微笑みました。
「えっ、あ、あの……
ル、ルリお姉様……」
ダイさんは、恥ずかしそうに顔を真っ赤にして慌てておどおどしながら控え目に私を見つめました。
そして私の事をルリお姉様って呼びました。
「ふっ、良い子ね、ダイ。
それで良いのよ。
これは、そのご褒美よ。
ありがたく受け取りなさい」
私は、唇を人差し指で撫でて右のほっぺたを触り左のほっぺたにキスをしました。
「あ、あの……
ありがとうございます、ルリお姉様……」
ダイさんは、ほっぺたにキスをされて恥ずかしそうに顔を真っ赤にして照れ笑いを浮かべました。
「ふむ、どうなるものか心配だったがこれならば問題がなさそうだな。
ルリは、お姉ちゃんになるのだからちゃんとダイの面倒を見てあげなさい」
お父様は、私とダイの行動を見て自分の髭を触り満足そうに頷きました。
「うむ、我に任せるがよい」
私は、右目を左手で隠して怪しく微笑みました。
「あ、あの、これからよろしくお願いします、ルリお姉様……」
ダイさんは、私の袖を控え目に掴んでおどおどしながら控え目に私を見つめました。
「うむ、よろしく頼む、ダイよ」
私は、優しくダイの頭を撫でて怪しく微笑みました。
こうして新しく義理の弟のダイができました。
でも未来に主人公と攻略キャラクターのダイは、私の破滅させる為に現れるのを知っていました。
だから破滅フラグが発生するまでの厨二病生活を楽しもうと思いました。
〜つづく〜