魔法の練習で大事になりました(3話)
☆厨二病の悪役令嬢は、優雅に踊る☆
〜3話〜
私は、乙女ゲーム『星は、夜桜に踊る』の悪役令嬢のルリ·ユズハに転生しました。
だから乙女ゲームの世界を楽しむ事にしました。
「せっかく魔法がありの乙女ゲームの世界に転生したから魔法の練習をしましょう。
えっと……
魔法には、想像が大切なのですね……
火には、火の……
水には、水の……
岩には、岩って事ですよね……」
私は、街外れの森の中に魔法を試す為に来ています。
そして家に合った魔導書を読んで魔法の知識を確認しました。
「え、えっと、こうでしょうか……?
『ファイヤーボール!』」
私は、炎の玉の魔法をイメージして岩に向かって炎の玉を放ちました。
岩が木っ端微塵に砕けました。
「へーー、魔法を使う感じってこう言う感じなのですね……
それならばこんな事も出来るかも知れませんね。
『ダークファイヤーショット!』」
私は、死の冥界の黒色の炎の槍をイメージしました。
その黒色の炎の槍の魔法を大木に向けて放ちました。
大木は、私の黒色の炎に当たりドロドロに溶けて消滅しました。
「うわーー……
凄くグロテスクです……
これならば魔法で色んな事ができそうですね。
そうです!
それならばあれをしてみたいです!
『水』
『氷』
『岩』
『風』
『炎』
『光』
『闇』
『レインボーバスター!』」
私の周りに水と氷と岩と風と炎と光と闇の魔力の塊を作るとそれを全て融合させて空に向かって虹色のビームを放ちました。
すると空の雲が消し飛んで良い青空になりました。
「うん、これは、何か演し物に使えそうですね。
………
……
…
も、もしかして、あれを魔法で使えるのでしょうか……?
はい、ここまで来たらやってみたいです!
『ウラン』
『プルトニウム原子』
『中性子』
『原子力爆弾!(アトミックボンバー!)』」
魔法で『ウラン』や『プルトニウム原子』の原子核に『中性子』を当てました。
そして2つを人工的に壊しました。
すると大量のエネルギーが放出されました。
周りを包んでいき周りが砂漠になりました。
「ははは……
まさか、本当に魔法で原子力爆弾を放てるとは、思ってもいませんでした……
これ、どうしましょう……
と、とにかく、ここから離れないと行けませんね……
そうです!
ここまで来たらあの魔法で逃げましょう!
屋敷の近くの庭をイメージして空間と空間を繋げるイメージをして……
『テレポート!』」
私は、私の屋敷の近くの庭をイメージして空間と空間を繋げるイメージをして異次元の繋ぐ光の輪っかを出して私の体を通しました。
私は、屋敷の庭に瞬間移動しました。
「うん、ちゃんと屋敷の庭まで瞬間移動できましたね。
やっぱり魔法は、万能ですね。
よし、次の日は、格闘技の研究をしましょう」
私は、魔法が万能過ぎてニコニコ笑顔になりました。
そして両手を前で格闘技の研究を意気込みました。
「良かったです!
ルリ様は、無事だったのですね!」
私の専属メイドのアンさんは、私に気が付いて私に近づき安心をした様に微笑みました。
「アンさん、どうかしましたか?」
私は、何故アンさんがそんなに慌てているのか解らなくて戸惑いながら見つめました。
「どうかしましたか?って気が付かなかったのですか!?
魔の森から虹色の光が空に飛んで行ったのですよ!
その後に魔の森が消滅したのですよ!
街は、大事になっています!
気が付かれたのですか!?」
アンさんは、私の肩を触り心配そうに私を見つめました。
「さ、さあ、ずっと、屋敷にいました……
だから気が付かなかったです……」
私の魔法の練習のせいで大事になっているのに気が付いて冷や汗をダラダラと流しました。
「……そうだったのですね。
でもルリ様が無事で良かったです……
でも旦那様と相談でしばらくは、危険がないようにルリ様の外出は、禁止になりました。
だからルリ様、その様にお願いします」
アンさんは、申し訳なさそうに頭を下げて私に外出に出来ないのをお願いしました。
「わ、解りました、今回は、我慢します。
だから安心をしてください、アンさん」
私は、アンさんを安心をさせる様にアンさんを抱き締めました。
「ありがとうございます、ルリ様……」
アンさんは、私を抱き締め返して安心をした様に微笑みました。
私は、まさか魔法の練習でこんなにも大事になると思っていませんでした。
だからもう少しだけ自粛をしようと思いました。
〜つづく〜