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厨二病の中学生は、悪役令嬢に転生したみたいです(2話)

☆厨二病の悪役令嬢は、優雅に踊る☆


〜2話〜


私は、黒色のドレスに背中に羽がある衣装を着て夜にビルの屋上のフェンスに登り街を見下ろしていました。


「ふっ……

今宵は、良い月じゃ。

我が夜の住民には、良い夜風じゃ。

ふふっ、今宵の月の光は、我の魔力を高めてくれるわ」


私は、右手を月に向けて高々と笑いました。 


「わっ!?


き、きゃーーーー!?」


でも突然の突風で体がふっ飛ばされました。

そして足を滑らせて屋上から落ちました。

そのまま地面にぶつかり気を失いました。


…………………


…………


……



「う……ん……

あれ、なんで私は、行きているのですか……?

確か屋上から落ちたはずなのですが……」


私は、気が付くと知らないベッドの上でした。

だから状況を整理する為に頭に手を置いて考え込みました。


「良かったです、気が付かれたのですね!

ルリ様は、高熱で寝込まれていたのですよ!

大丈夫ですか?

何処も体の調子は、悪くありませんか?」


メイド服を着たメイドさんらしい人が心配そうに私を見つめました。


「えっ、ルリって私の事ですか……?」


私は、自分の事をルリって呼ばれたのが不思議そうにキョトンと首を傾げました。


「ルリ様がルリ·ユズハ様でなかったら誰なのですか?


も、もしかして、私、ルリ様の専属メイドのアン·モスキートンの事も忘れたのですか!?」

 

アンは、私がアンの事を忘れていると思い私の肩を触り涙目で私を見つめました。


「ご、ごめんなさい、私の事もアンの事も覚えていません。

どうやら記憶喪失みたいです……」


私は、頭を下げてアンとルリの事を忘れている事を謝りました。


「そ、そんな……

で、でもそのうち、記憶を思い出すと思います。

ですから今は、無理をしないでください」


アンは、私を安心させる様に私を優しく抱き締めました。


「ありがとうございます、アン……」


私は、アンを抱き締め返して嬉しそうに微笑みました。

アンと別れてこの世界の事を調べました。

だから王国の図書館に向かいました。


「あっ、スターライト学園があります。


この国は、聖ライト王国みたいですね……


隣国の名前は、ワーグ王国みたいですね……


ここの国の第1王子は、ルカ·スカーレットですね……


ここの国の第2王子は、ルイ·スカーレットですね……


それに私の名前は、ルリ·ユズハでしたね……

やっぱり悪役令嬢ですね。


これは、やっぱり乙女ゲームの星は、夜桜に踊るの世界ですよね…… 

でもここの世界は、魔法あり、剣ありのファンタジー世界したよね。

それは、ズバリ、私の厨二病全開の設定を活用出来るって事ですよね!

私のこの容姿から多分まだ3歳にもなっていませんよね。

今からだったら強くなれます!

よし、魔法書で色々と勉強して魔物退治をして修行しましょう!

そして目指すは、影の指導者です!


『ふふふ、我の血が疼くわ。

我こそは、闇の住民。

今宵は、闇の世界に全てを飲み込もうぞ』」


私は、図書館で調べた事によりここの世界が乙女ゲームの星は、夜桜に踊るの世界だと解りました。

だから右手を右目を隠して怪しく微笑みました。


私は、せっかく乙女ゲームの『星は、夜桜に踊る』の世界の悪役令嬢に転生したから厨二病全開でこの世界を楽しもうと思いました。



〜つづく〜

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