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[台本]伝説の継ぎ手の素質  作者: みっきー
1/1

いきなり伝説は終わる


けい「やっぱり、戻してこよう。」

けいは踵を返す。

むら「何を言うておる。そのようなこと出来ぬ。」

むらは言う。

けい「じゃあ、誰かにやるか。」

むら「誰かに渡したところで、扱うことはかなわぬぞ。」

むらは言う。

けい「絶対、これから、めんどくさいことしか起きない気がする。」

むら「めんどくさいことなど生ぬるい。戦いが始まるのじゃ。」

けい、立ち止まる。

むら「けい?」

けい「戦い・・・。嫌いだ。」

けいがむらを握りしめる手に、力が入る。

むら「戦いが・・・嫌いか。だが、今お主が手にしておる私は、そのためのものぞ。」

むらが答える。けいの手の中で。

むら「私、”村正”を手にするは、伝説の継ぎ手に選ばれたもの。」

けい「そんなものになる気はないな。」

むら「なるとかならないとか、そんな話しではない。なってもらわなければ。」

けい「俺に、そんなものになる力なんてあるものか。」

むら「力か。」

けい「・・・やっぱり・・・。」


!!けい、走る!!


むら「けい!?どうしたのじゃ?」

けい「聞こえた。」

むら「なに?」

けい「誰かが、助けを呼んでる。」

けいは、山道を駆け下りていく。

むら「助け呼ぶ声に体が走り出すとは・・・『伝説の継ぎ手』の素質はあるということかのう。」

けい「何か言った?」

むら「何でもない。」

むらも感じた。

むら「気配。間違いない。妖者じゃ。」

けい「ようじゃ?」

むら「説明は後じゃ。」

けい「・・・急ごう。」


山を下りたところに、子どもをかばうように立つ男性と女性。

その人達を襲う、熊のような姿をした、しかし、青白く光る怪しい獣。

男性「来るな!」

叫ぶ男性。

女性「来ないで!」

悲鳴を上げる女性。

男の子「怖いよ。」

女の子「怖いよ。」

震える男の子と女の子。

妖者(熊)「げ・・ん・・き。」

謎の声を上げながら、振り上げる獣の手。


一閃


獣は、霧散した。

けい「ふーーっ。」

一息つくけい。その手には、一振りの太刀。

むら「見事。」

その声は、その太刀、伝説の太刀”村正”より発せられた。

けい「無事か。」

けいは、襲われていた人達に声をかけた。

男性「はい・・。」

けい「そう、よかった。」

けいは、納刀すると、そのまま歩いて立ち去った。

男の子「ありがとう。」

女の子「ありがとう。」

けいは立ち止まる。そして、右手を挙げると、そのまま手を振り

去って行った。


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