旦那様と蕨
皆様ごきげんよう。今年は花粉の粒子が尖っているのか、それとも大きいのか目が痒い。鼻水は『薬』を購入して飲んでます(^O^)/
「ヤクがきれるときついわぁ」
今、『くすり』と呼ばない我が家です。ちょっとしたお遊びで、誰が一番物騒な事を言うかを旦那様以外のメンバーで競ってます。今の中では、長女の。
「弟、いつヤク打ちに行くん?」
コロナの予防接種の話が一位。我が家は一体、何をして遊んでいるのですかねぇ。
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只今、春の農繁期休業期間の旦那様が、田んぼにてトラクターを転がした合間を縫って課外活動。
「蕨を採ってきた!」
仕事を終えて戻った嫁に、自慢をしてこられます。
蕨です。赤ちゃんの握りこぶしみたいな、頭の部分が可愛い。炭酸粉で湯がいて水で晒して灰汁抜きをして、スローフード、食べられるのは明日の夜になります。
「沢山あるやろ(ドヤァ)」
それはもう、褒めて褒めてのオーラを放ち……、毎年、毎年、毎年、毎年採ったどぉ(嫁は飽きた)、どこをどう褒めたらいいのですかね?
灰汁抜きをして、調理をしてくれたら褒めてしんぜよう。自分自身、蕨のおかずを好まないのを忘れているのです。
小さい頃に食べすぎたせいだと思います。職場でも、秘境産まれ秘境育ちの皆さんがそんな話をしています。勿論、旦那様も初物食べたら、その後は箸をつけません。採るのが楽しいだけなのです。
「今日は暑かったんや!」
何度も言いますが、坊主頭なのですから、帽子を被るのです! そして動いて暑いのなら、上着を脱ぎなさい!
「脱いだり着たりするのがめんどくさい」
キシャー!(苛)(╯°□°)╯︵ ┻━┻
初物として明日の夜に、半分食べて残りは冷凍して筍が採れたら合わせて料理の予定、ちらし寿司か炊き込みご飯。しかし筍は猪と競争なので、手に入るかどうかはその年の運。
こちらは『きゅうり草』、忘れな草と似てるけれど、葉っぱが違うんです。西洋蒲公英と一緒に繁殖してます。葉っぱを千切って、モミモミ、くんくんすると。
仄かにきゅうりの香りがするのです。面白い植物です。
背が引く広がり花も私の好み、夏場には消えてますが今の季節になると出てくるので、毎年、抜かずに置いています。その他の草は、親の敵みたく抜きまわります。
そういえば畑のシーズンにそろそろ入ります。去年初めて苗を作って栽培した、パプリカと旦那様の思い出が過ぎります。
「でっかいピーマン採った! 色が変になってるから腐ってる!」
そのまま置いておくと、赤やオレンジ、黄色になるんです! ←今年もこのやり取りが来ますよー。超がつく、植物音痴なのですから、きゅうりとか、ゴーヤとか、見たら解る野菜を採るだけにしてもらいたいものです。
ゆすら梅の花。今年はすももと共に早いです。寒暖差が大きいけれど、一気に暖かくなったせいですかね。しかし、鶯の初鳴きはまだ。
ホーホケキョ、麓に下りた時、上手に鳴いてました。若い個体は練習するんですよ。もうすぐすると、家の周囲でも、聴けるかなぁと楽しみに待ってます。
ホーホ。ホー ……←ケキョは何処、……。ホーホケキョになると、カッコウの初鳴きの季節、田植えのシーズンに入る、旦那様なのです。嫁は畑に忙しいので、田植えは頑張ってください。野良作業は完全分業しています。