なろう礼賛
皆様こんにちは。
加藤良介でございます。
今回は、小説家になろとその他の小説投稿サイトの違いを、投稿している作者の目線で見ていきましょう。
比較するサイトはこの4サイト。
・ ノベリズム
・ ノベルアップ・プラス
・ カクヨム
・ 小説家になろう
これらのサイトに実際に投稿している、実体験に基づいて分析していきます。
それでは、始まり始まり。( ̄▽ ̄)//
① ノベリズム
比較的最近に、サービスを開始したサイトです。
利点
独自の取り組み。
このサイト最大の特徴は「契約作品システム」だと思います。
運営がピックアップした作品に、運営が契約しているイラストレーターが、表紙や挿絵を付けてくれるらしいのです。
作品タイトルと同時に、表紙が表示されるので、まるで書籍化されているかのように見えます。
これは、作者の自尊心をくすぐる良い取り組みだと思います。
契約作品に選ばれれば、読者数も自然と延びることが期待できます。
執筆画面のフォーマットの完成度が高い。
「小説家になろう」の改良版に近いフォーマットですので、私には使いやすいですね。
欠点
認知度が低いように見受けられ、ユーザー数が少ないように感じます。
また、小説の閲覧データなどは存在しますが、詳細なデータは無く、作者が分析できません。
面白い取り組みをしているので、これから伸びていく可能性は十分にあるでしょう。
② ノベルアップ・プラス
多種多彩なイベントや、コンテストを行っているのが特徴のサイトです。
スタンプよる感想、返信が行え、読者と作者間の手軽なやり取りが可能です。
利点
換金システムあり。
独自のポイントシステムを採用しており、画期的なのは投げ銭システムを採用している事でしょうか。
ユーザーはノベルアップでポイントを購入、お気に入りの作品にそのポイントを付与することにより、作者はそのポイントを換金できるシステムです。
素人小説家でもお金が稼げるシステムは、やはり画期的と言ってよいでしょう。
私は今まで10円を頂いたことがあります。( ̄▽ ̄)//やったね!
執筆画面は、ほぼ「小説家になろう」と同じで、より使いやすいものになっています。
欠点
小説の閲覧データが最小限しかなく、分析に使えない事でしょうか。
作者の立場からは、イベントに効果が有るのか、見えにくいのもマイナス点です。
③ カクヨム
体感で言えば、「小説家になろう」に次ぐ大きなサイトです。
上記の2サイトに比べても、読者数の多いのが実感です。
利点
お金がもらえる。
カクヨム最大の利点は、運営から「広告掲載リワード」と呼ばれるインセンティブを頂けることです。
このポイントは、一定額がたまると換金可能になります。
更に、投稿作品が読まれただけでポイントが加算されるので、作品を読む以外の、読者の動向に左右されない事は、作者にとっては有難いでしょう。
詳しい金額は差し控えますが、お小遣いとしては十分な額が支給されました。
執筆画面は、やや独自ですが、慣れれば問題ないでしょう。
また、投稿作品の閲覧データも充実したものとなっており、分析に役立っております。
欠点
たった一つを覗いて、特に目に付くものはありません。
その一つは、上記のサイトにも全て当てはまりますので、後述いたします。
④ 小説家になろう
真打の登場です。
私のホームグラウンドです。( ̄▽ ̄)//
日本、いや、世界最大の小説家投稿サイトでしょう。
このサイトの特徴は何と言っても、圧倒的なユーザー数です。
文字通り比べ物になりません。アクティブユーザー数は、一桁二桁違うでしょう。
欠点
執筆画面が一番使いにくい。
具体的に言えば「固まりやすく、表示が見にくい」ですね。
固まるのは、私の環境に問題がある可能性もありますが、文字が小さいのは紛れもない事実。
慣れてしまったので、こっちを使っていますが、執筆には後発サイトの方が便利だと思います。
換金システムが無い。
ノベルアップ・プラス、カクヨムに出来て、小説家になろうに出来ない道理はないでしょう。導入していただけると嬉しいですね。
特に、カクヨムさんのシステムを見習っていただきたい。
利点
投稿作品のデータ分析が、きめ細かい事が挙げられます。
圧倒的に便利です。
読者の方には関係ありませんが、作者にとって投稿作品のデータは最重要事項です。
時間別、日別、月別と細かく分類されており、一目で作品の動向が手に取れます。
クリックしただけのPVと、実際に読んだユーザーに分けているので、実態が把握しやすい。
また、PCユーザーとスマホユーザーに分けて分析している所も二重丸。
そして、自分以外の作品のデータも見れるので、他作品との比較検討が可能です。
他人にデータを覗かれることを、嫌がる作者もいるかも知れませんが、私は平気。
この機能は、他のサイトも見習っていただきたいものです。
データ解析は、私の楽しみの一つでもあります。( ̄▽ ̄)//
誤字報告機能がある。
何故か知りませんが、他のサイトにはこの機能がありません。
チェック漏れの可能性もありますが、パッと見たところでは存在しません。
事実、私は「小説家になろう」以外で、誤字修正を受けた記憶がありません。
他のサイトは、早急に取り入れるべき機能だと思います。
誤字脱字、変換ミスの常習者の私は、この機能が無ければ、書いていられないほど依存しております。
導入しない理由が、見当たらない機能と言えるでしょう。
訂正 ノベルアップ・プラスには誤字修正機能がありました。調査不足でした。<(_ _)>
・作品を発表するならどこが一番か
結論から述べましょう。
「小説家になろう」が、一番です。
読者が多いという事は、それだけで圧倒的利点です。
サイトによって読者層が違うという話も聞きますが、実感としては大差ありません。
むしろ、ユーザー数が多い分「小説家になろう」の方が、作者、読者双方に、多様性があると感じますね。
私は、ファンタジー、エッセイ、SF、純文学と色々投稿していますが、一番不人気の純文学ですら「小説家になろう」が圧倒的に読まれます。
特にエッセイ部門は、なろうが一番活発だと感じます。
|д゜)//言葉の砲弾が飛び交う、戦場ですけどね。
小説家になろうで他のサイトに負けている所は、換金システムぐらいでしょう。
これさえ取り入れれば、なろうは無敵です。
是非とも、無敵を目指していただきたいものですね。
二番手で言うと、カクヨムですね。
お小遣いを稼ぐなら、カクヨムが一番です。
読まれただけで、ポイントが付くんですから、読者にも負担はありません。
ただ、誤字報告機能が無いんですよね。
( ̄▽ ̄)//割と致命傷。
引っ越す気にはなりません。
それなら、なろうで誤字報告を受けて、修正された文章を転載する方が良いでしょう。
・結論
「小説家になろう」と他サイトとの最大の違いは、ユーザー数と言い切っていいでしょう。
これにより、作品数、読者数、感想文、閲覧数、多様性の全てが、小説家になろうの圧勝です。
昨今のラノベのムーブメントも、小説家になろうから生まれていることを考えると、やはり王者と言ったところでしょうか。
以上が、私が利用しての実感と分析でございました。
利用者によって受ける印象は違う事を、改めて表明させていただきます。
( ̄▽ ̄)//やっぱりなろうが最強だと思うよ。実際。
(/・ω・)/慢心して、撃沈されないかどうかだけが心配。
終わり
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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