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走れ、新入社員

楽しく金融を身近なものとして学んでいただける小説を心がけていきます。

2001年、大学4年の春。


「母さん?銀行に就職することにしたよ」

「そうなの。なにはともあれ、無事に決まったのならよかったわ」

「めったに電話もかけなくてゴメン」

「うん。それじゃあね」

後日、父と母には、これで奥手の息子も結婚できるなと喜ばれていたことを知った。


就職氷河期にやや薄日が差したともいわれた頃合い、金融業界は競うように統合・合併を発表。もしくは実現していた。ただし、なかには、途中で決裂するようなところも。幸いにして、東京中央銀行は予定通りに合併。紫色のコーポレートカラーの看板も女性職員の制服も初々しく、大学の最寄りの支店で給与振込口座を開設した。窓口のお姉さんに、「自分も来春には入社するんです!」と伝えたくてたまらない気持ちを抑え込みながら。


-----------


1年後。


「おはようございます!いらっしゃいませ!ありがとうございました!」



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