Season 7 The Red Battle has just begun
2020年ですね。
今年はオリンピックです!!!
凄いですね。
さて、本編は11月末から全く更新していなく
サイドストーリーを12/20あたりに
更新して以来ですね!!
お待たせしました!!待ってくれてたかな?
ちなみにようやく動き始めました。
シーズン7からはバトルバトルバトル!!
タイトルの通り血戦の火蓋が切られました。
誰が誰とぶつかるかな?
4人の看守達と団長、副団長VS千刃花!!
あっ!!ブックマークしてくれてる人
ありがとう。゜(゜´Д`゜)゜。
その数が励みの一つになっております!
では、久しぶりの本編を楽しんで!!
N▶︎▶︎▶︎ソープワイト
N
三刃花隊副隊長キキョウ救出
三刃花隊隊長ジニア捜索任務により
一刃花隊隊長ツバキ•副隊長ジジ
六刃花隊隊長アキレイ
副隊長リナリア•副隊長代理チョウラン
八刃花隊隊長ラナンキュラス計6名は
移動用飛行魔進 亜那魂蛇Iにて
世界3大監獄の1つ
煉獄 冥府大監獄の上空に到着したその刹那
冥府大監獄から
放たれる灼熱の砲撃"黒潮吹砲"により墜落する。
そして、予定とは反し思わぬ形で
血戦の火蓋が切られたのであった。
N▶︎▶︎▶︎サラセニア
N
作者 REN’sJackson
ー千刃花〜帝国特務戦闘部隊〜ー
煉獄 冥府大監獄篇
Season7
The Red Battle has just begun
N
ーー時は遡り黒潮吹砲着弾前 亜那魂蛇I機内にてーー
チョウラン
「いやぁぁぁあ!!!!!」
ジジ
「おいおいおいおいおい!!!
ヤベェぞ!!!!!」
リナリア
「兄さん!!!!」
アキレイ
「分かってる!!!
旋回する!!!!掴まれ!!!」
ラナンキュラス
「無茶だアキレイ!!間に合わない!!」
ツバキ
「飛び降りるしかあるまい。
モタモタするな。」
チョウラン
「熔岩ですよ!?下!!!!!って!あっ!!」
N
ツバキはグニュっと
渦巻に飲まれて消えてしまった。
ジジ
「義忠!!!
チッ!!おい!!ボサッとしてねぇで行くぞ!!
置いてかれちまうぞ!!」
リナリア
「行くわよ!!チョウラン!!!」
チョウラン
「待って待って待ってよぉ!!
来ないで来ないで来ないで来ないで!!
リナリアさーーーーん!!!!
ギャァァア!!!!!」
N
リナリアはチョウランを蹴り飛ばし
窓ガラスが割れて
上空へと吹っ飛ばすと
リナリアとジジはそれに続いた。
ラナンキュラス
「行こうか。アキレイ」
アキレイ
「ワン、、、」
ラナンキュラス
「鞘花の僕らはなんとかなっても
ジジ達には厳しそうだからね。」
アキレイ
「ぁあ。」
ラナンキュラス
「さぁ!!地獄へと行こうか!!」
N
ーーそして現在、黒子宮門上空ーー
ツバキ達は落下していた。
アキレイ
「解放する!!」
ラナンキュラス
「まだダメだ!!
みんなを巻き込んでしまう!!」
アキレイ
「俺なら下の熔岩に穴を開けれる!!!」
ツバキ
「空間系重力結界用意」
ジジ
「行けるか!!??」
リナリア
「えぇ!!」
ツバキ
『剋刃三十四•浮天波無』
ジジ
『剋刃三十四•浮天波無』
リナリア
『剋刃三十四•浮天波無』
アキレイ
『剋刃三十四•浮天波無』
ラナンキュラス
『剋刃三十四•浮天波無』
チョウラン
「え!?え!?そっち!?
『剋刃三十四•浮天ーー
使えなかったぁぁあ!!!!』
ラナンキュラス
「焦る事ないよ。」
『剋刃三十四•浮天波無』
チョウラン
「あっ、浮いた。
ラナンキュラス様ァァア!!!!!」
N
剋刃 三十四•浮天波無とは
空間系重力結界の剋刃の一種で
一時的に無重力結界を作り出すことが出来る。
しかし機動力は無いため単体で発動すると
浮くことしかできない。
更には身動きも取りづらくなる。
ラナンキュラス
「泣くことないだろう?チョウラン君、、」
チョウラン
「ノリで出来るかと思ったぁあ!!」
リナリア
「出来る訳ないでしょ!」
ジジ
「おい!亜那魂蛇Iが爆発するぞ!!
剋刃で身を守れ!!」
ラナンキュラス
「僕が一番近い!!」
『剋刃三十九•照盾楼壁』
N
ラナンキュラスは光の障壁を召喚し
ツバキ達全員を守った。
アキレイ
「、、なんて威力だ!!!」
ジジ
「あんなのまともに食らったら
ひとたまりもねぇな、、」
チョウラン
「完全に殺しに来てる!!!」
リナリア
「ラナンキュラス隊長が守ってくれてる間にも
私たちは標的なってる!!
この中で空乗波濤使える人いる!?」
ジジ
「使えたら使ってるっつーの!!!
波動系剋刃は氷雪系と同じぐらい
難しいんだよ!!!」
リナリア
「誰か使えたら空を駆け抜けられたのに、、」
チョウラン
「僕、使えますよ!!」
ジジ
「なんで使えんだよ!!」
チョウラン
「だって僕の断鴉は空飛びますからね!」
ジジ
「本当に使えんだろうな?」
チョウラン
「ただ、メインで使ってるわけじゃなくて
少しだけ応用してるというか、、
説明すると難しいんですが、、ちょっと待てよ。
大体、なんで自分の技の説明なんかしないと
いけないんだよ。手の内バレバレじゃん!!
しかも隊長達も使えないのかよ!!
ってかよく考えたら空中駆け抜けた所で
どうやって冥府大監獄入るんだよ。
いっその事このままマグマに飛び込みますか?
わー!!熱いなー!寒い時期にはぴったり!!
って死ぬわ!!!!!!!」
アキレイ
「割と前半から心の声がだだ漏れだぞ。チョウラン」
チョウラン
「ハッ!!!!今のは寝言です!!」
ジジ
「だったら寝て言え。殺すぞ」
リナリア
「はぁ。。本当、、バカ。
とにかくみんなにかけるか
解放して飛ぶかどっちかにしましょ。」
ツバキ
「待て。
なるべく解放するべきではない。
刃汽は温存しておけ。」
N
すると爆発が収まり
上空は黒煙に包まれた。
ラナンキュラス
「グッ!!!なかなか、、すごい爆発だった、、」
リナリア
「待って!!ラナンキュラス隊長!!!
第二波が来ますよ!!!」
アキレイ
「マズい、、
ただ、あの威力だ。そんなすぐには撃てまい、、」
チョウラン
「剋刃で
どうにか防ぐしかないですよね????
さっきの複合合成刃術を
やってください!!!!!!」
ツバキ
「断る。」
ジジ
「義忠!!
んなこと言ってる場合かよ!!」
ラナンキュラス
「あの威力を防ぐにはそれしかないよ。ツバキ。」
アキレイ
「やるぞツバキ!!!!」
N
するとツバキは右手をかざし
グッと握った。
アキレイ
『剋刃ーーー』
「ん?」
ラナンキュラス
『剋刃ーーー』
「え?」
チョウラン
「ほえ?」
リナリア
「きゃあ!!」
ジジ
「どんだけやりたくねぇんだよ、、」
N
一瞬でツバキの周りに全員が集められていた。
ツバキ
「浮天波無を解け。」
リナリア
「そんな!!もうすぐきますよ!」
チョウラン
「どうするんですか!!」
ジジ
「なるほどな。
言うこと聞いとけ雑魚ども。」
ラナンキュラス
「ツバキ、、大丈夫なのかい?
花纏捧君をこんなにも使ってしまって、、」
アキレイ
「全員ツバキの言うことを聞くんだ!!」
N
一同は一斉に浮天波無を解いた。
するとグングンと落下していく。
チョウラン
「落ちてる落ちてる!!!!」
ジジ
「どうせもうすぐ切れるとこだったんだよ!」
リナリア
「どうすんのよ!!」
チョウラン
「あっ!!上昇するんですね!!!」
ラナンキュラス
「どうするつもりだい?ツバキ」
ツバキ
『剋刃の十連破深比重』
N
一同の身体は重力の力で
下へ下へと一気に加速した。
チョウラン
「アババババ!!!!!!!
逆!!逆!!!」
リナリア
「えー!!!」
ジジ
「騒ぐな!!!」
N
熔岩との距離が次第に近くなっていく。
ジジとラナンキュラスとアキレイだけが
妙に落ち着いていた。
ツバキ
「このまま突入する。」
アキレイ
「やはり俺が、、」
ツバキ
「必要ない」
チョウラン
「正気かよ!!!!!!!
ぁあ!!もっとエロ本見ていれば!!
ちょっとエッチなお姉さんに
声をかけていれば!!!!
光熱費しっかり払っておけば!!」
リナリア
「このタイミングで考えることそれ!?」
ジジ
「義忠!!
ヤベェぞ!!!次が来る!!!」
ラナンキュラス
「くっ!!この落下速度だと
熔岩に飲まれるか
あれを喰らうかの どちらか、か
それでも、、どのみち間に合わない!!!」
N
ツバキは両目を閉じていた。
アキレイ
「ツバキ!!!!!!」
ジジ
「義忠を信じろ。」
N
そして黒潮吹砲の第二波が
ツバキ達に向かって放たれた。
チョウラン
「死ぬぅぅうぅう!!!!!」
N
すると突然、グニュンと空間が歪み
視界が真っ暗になると
全員が巨大な門の前に立っていた。
アキレイ
「ここは、、、」
N▶︎▶︎▶︎ツバキ
N
ーーソープワイトサイドーー
最下層終園にある看守室
巨大なモニターにはアキレイたちが
映し出されていた。
ソープワイト
「まぁ、予想通りツバキの能力で
侵入者 共が
早速、やってきたわけだが、、」
サラセニア
「君主!!!!
ぁあ!!!迷える子ネズミ共が
キキョウにつられて地獄まで
やって来ました!!!!」
N
身振り手振り大袈裟に動かす緑髪の男は
金色の歯を輝かせながら天を仰いだ。
ソープワイト
「さて、どう壊そうか悩む所だね。」
サラセニア
「看守長4人はすでに
それぞれの監獄に向かっております。
この冥府大監獄を仕切る4人は
殺しの達人にして大罪人でございます。
素晴らしい処刑を見せてくれるに
間違いありません。そう!!!!
神の名の元に!!!!!」
ソープワイト
「ジギタリアスはどうしたんだね。」
サラセニア
「小便いってくらぁ!!!
と、ニタニタと笑いながら
行ってしまわれたのです!!!!!」
ソープワイト
「フン。そのまま殺されてしまえ。」
サラセニア
「君主の意のままに!!
私めは願います!!
神に!!星々に!!全宇宙に!!」
ソープワイト
「空席となった海王軍の副団長には
ペチュニア でも座らせればいい。
そしてトギリを殺してしまえば
海王軍と冥王軍は私の手中だ。
ヌッフフ!!ヌッフフフフ!!」
サラセニア
「なんと素晴らしい!!!
しかし君主!!!!
スイセと天王軍が黙っていないかと!!」
ソープワイト
「スイレ•スイセ•スイレン•ジェシカニーパか、、
厄介な奴ではあるが問題はない。
天王軍など普段どこにいるかも分からない連中だ
こんな政治など興味はないだろうね。」
サラセニア
「天王軍直下は黒葉部隊、、
マリガーーーールド!!!
ラーーーーベンド!!!!
私めはあやつらが大嫌い!!!故に
滅ぼしてしまいたくなる衝動!!!!
これぞ正に愛!!!!!!!」
ソープワイト
「黒葉も黒百合も
帝国軍らしからぬ隊風。
しかし、スイセもマリガルドも
残念なことに神滅適合者。
貴重な戦力には
間違いはないがね。」
サラセニア
「君主がいれば問題ないかと。」
ソープワイト
「いらなくなったら
消せば良いだけだよ。あんな奴らはね。」
サラセニア
「ぁあ!!流石は我が君主!!」
N▶︎▶︎▶︎ソープワイト
N
ーーツバキサイドーー
灼熱の熱風が吹き荒れ
重々しい巨大な門がツバキ達の目の前にあった。
刺々しく醜い悪魔のような像が
背を向けて立ち並ぶ風景は地獄の門に相応しいほど
禍々しいものだった。
ラナンキュラス
「間に合ったね、、、
大丈夫かい?みんな、、」
ジジ
「ぁあ。
成功したな、、、義忠」
アキレイ
「あの熔岩の中でよく出来たな、、」
チョウラン
「え??死んでない!!
もう帰りたい!!
大体、こんな大きい門が
開けられる訳ないし!!!
どうやって入るんだって話です!!」
リナリア
「ここが、、冥府大監獄、、
って、、ツバキ隊長!!!」
N
ツバキの息は荒く
身体から汗が吹き出していた。
駆け寄ろうとリナリアが走るも
ジジがそれを制止した。
ジジ
「大丈夫か?」
N
ジジはツバキに
ゆっくり駆け寄るとツバキの肩を持った。
ツバキ
「問題、、ない、、
先を急ぐ。走れ。」
ジジ
「ぁあ、、そうだな」
チョウラン
「僕たちを、、守るために
無茶したんだ、、、
え、、、イケメン、、
って!!門はあっちですよ!???」
N
ツバキ達は目の前の門とは
逆の方向に走っていった。
ツバキ
「問題ない。」
ジジ
「もう正門くぐってんだよ。
義忠に感謝しろ。」
チョウラン
「すげぇ!!!!!!」
リナリア
「兄さん。花纏捧君って、、
そんなに刃汽を使うものなの?」
アキレイ
「ぁあ。俺たち鞘花は
補助程度にしか基本は使わない。
未解放で鞘の力を使うには
それなりの代償があるんだ。
だから同系統の刃術のブースト程度にしか
使わない。」
ラナンキュラス
「リナリー。ツバキは戦術に取り入れる事が多い。
暇さえあれば瞑想するほど
普段から刃汽量を増やす鍛錬をしてるんだ。
元々の素質もあるけど
ツバキは僕ら鞘花の中でも
刃汽量が桁外れに多い。
そのツバキがここまでなるってことは、、
だいぶ、、無理をしたんだね。」
リナリア
「 天賦鳳倫を使えば、、」
アキレイ
「むやみに使えないんだ。
回数制限に時間制限がある。
ここぞって時しか使わないもんなんだ。」
ラナンキュラス
「だね。まだ突入したばかりだしね。
なるべく力は抑えないとね。」
リナリア
「どんな力かは分からないけど、、
よくあの熔岩をすり抜けたわね、、
しかも正門の裏側をピンポイントに、、、」
ジジ
「冥府大監獄の地図は
大体、頭にはいってんだよ。
けど、あの状況で何処がどこだか分からねぇ中で
力を使ったんだ。滞域時間を大幅に
超えちまったみてぇだがな。」
ツバキ
「余計な事を、、」
チョウラン
「どんな、仕組みか分からないけど
助かったぁぁあ!!!!
さっ!!帰りましょう!!」
ジジ
「殺すぞ。」
チョウラン
「じょ、冗談ですよー!!
もうジジさんったらぁ!!!
ヤダなぁ!!!さぁ!行きましょう!!
怖っ!!!人類の目つきしてなかったよ今!!」
ジジ
「ああ"!?」
チョウラン
「ヒィッ!!!」
リナリア
「待って。ジジ。今さっき、、
冥府大監獄の地図って、、」
ラナンキュラス
「地図、、持ってるのかい?」
アキレイ
「よく手に入れられたな、、」
ジジ
「乗り込むのに持ってねぇ訳ねーだろ。」
ツバキ
「グッ、、ジジ、、地図を転送しろ、、」
ジジ
「ぁあ。おいお前ら。
Hi-Wi持ってんだろ?
Hi-Wi経由で
お前らのMangoroid に
地図を転送してやる。」
N
各々が携帯型通信機器を取り出すも
しばらく沈黙が流れる。
間
チョウラン
「え?
パスワード教えませんよ!!!!」
アキレイ
「そもそもパスワードが分からん。」
ツバキ
「早く、、しろ。」
ジジ
「おいチョウラン!!」
リナリア
「なんで教えたくないのよ!!」
チョウラン
「これはプライバシーの問題です!!!
閲覧履歴覗かれちゃぁたまったもんじゃねえーぜ!
絶対に教えません!!!!」
ジジ
「どうせ簡単なパスワードなんだろ?」
リナリア
「ねぇ、チョウラン。
Hi-Wi経由じゃないと
足がつくのよ?」
アキレイ
「俺のを教えたいが
いまいち使い方が分からん!」
ツバキ
「呉家の蝶蘭」
チョウラン
「は、はい!!!」
ツバキ
「隠密刃具として
使わぬのなら没収する。
言え、パスワードはなんだ。」
チョウラン
「嫌です!!!絶対に教えません!!
パスワードが04ripompomなんて
死んでも言えねー!!!!!!!!!」
N
すると一斉に走りながら
Mangoroid を
いじり出す5人。
ジジ
「最初から言えよ。
って、プッなんだそれ」
チョウラン
「え?」
リナリア
「あっ、兄さん最初の2つは数字だったよ。」
アキレイ
「おっ、悪いなリナリア。」
ツバキ
「くだらぬ。」
チョウラン
「何がですか!?」
アキレイ
「悪いなチョウラン」
チョウラン
「どうしたんですか?」
ラナンキュラス
「これだったら推測できない。
流石だね。チョウラン君。
セキュリティとしては万全だよ。」
リナリア
「でも本人がセキュリティ管理能力ゼロなんです。」
チョウラン
「な、何を言ってるんですか?」
ジジ
「おいチョウラン!!
オシリポンポンしてやろうか!!」
チョウラン
「そんな!!!!絶対痛い!!!!
じゃなくてぇ!!!
なんでバレたんだ!!!!!!!!
流石はナーベルク帝国が誇る千刃花、、
隊長格にもなると、、 Hi-Wiのパスワードさえも
一瞬で分かるのか、、、、」
リナリア
「はぁ。心の声がだだ漏れなのよ。」
チョウラン
「ファンタッスティック!!!!」
N
するとMangoroid が振動した。
ジジ
「これがそうだ。」
ジジ
「しっかりと叩き込んどけ。」
チョウラン
「広い、、ですね、、、
処刑場!?!?怖っ!!!」
ツバキ
「死廻廊を通り過ぎると
火ノ炉決闘場がある
そこから監獄が4つあるが
どこにキキョウがいるか分からない。
それ故に4つ全て探さねばならない。」
ラナンキュラス
「しらみつぶしに行くしかない訳だ。」
アキレイ
「簡単に行く訳ないからな。」
リナリア
「ツバキ隊長。退路はどうしますか?」
ジジ
「退路に関しては4つある。
地獄列車シンシャドゥール行き
ボアフレア行き、水門からの脱出と
後は、、裏門と呼ばれる所だ。
ただ、、これがどこに繋がってるかは未確定だ。」
ツバキ
「おそらく地獄列車は
運行しないだろう。
故に地獄列車を奪うか
水門から脱出するしかない。
それが現実的だ。」
チョウラン
「早々に見つけてパパッと帰りましょう!」
N
チョウランの言葉をよそに
ラナンキュラスは怪訝な顔をしていた。
アキレイ
「ラナン、、大丈夫か?」
ラナンキュラス
「ん?何が?」
アキレイ
「いや、、何でもない。」
ツバキ
「、、、つくぞ死廻廊だ。」
N
そこは熔岩地帯になっており
透明な橋が四角く掛かっていた。
チョウラン
「アッツ!!!!!
落ちたら死んじまいますね!!!」
ジジ
「落としてやろうか?」
チョウラン
「いいんですか?
僕がいなくなったら Hi-Wiは
使えないですよ!!!」
ジジ
「パスワードも分かってんだ。
Hi-Wiだけ置いていったら
お前に用はねーよ。」
チョウラン
「リナリアさーん!!!!
ジジさんがいじめる!!!!!」
リナリア
「ちょっと!ジジ!!
からかうのも程々にしてよね!!」
ジジ
「本気だが?」
チョウラン
「アキレイ隊長!!!
ジジさんがいじめる!!!」
アキレイ
「ジジ、、勘弁してくれ
それでなくてもうるさいんだ。」
ラナンキュラス
「ほら、チョウランくん
僕の近くにおいで。」
チョウラン
「ラナンキュラス隊長ぉぉぉお!!!!」
ジジ
「なんで、こんな奴連れて来たんだよ義忠」
ツバキ
「役に立つからだ。」
チョウラン
「ツバキ隊長ぉぉぉ!!!!」
N
ツバキに褒めらたチョウランは
ラナンキュラスの横でスキップしていた。
ジジ
「はぁ、、こんな所でスキップ出来んのは
お前ぐらいだろうよ。」
N▶︎▶︎▶︎ツバキ
N
ーーソープワイトサイドーー
ソープワイト
「死廻廊まで来たか。」
サラセニア
「君主!!
いかがなさいますか?」
ソープワイト
「死廻廊には奴がいる。
そこで死ぬようじゃ期待ハズレだね。
入獄する前に犯した罪に灼熱の烙印を
押してもらおうじゃあないか。
遊び相手にはなるだろう」
サラセニア
「御意!!!
いくのです!!灼熱熔狐!!!」
N▶︎▶︎▶︎ソープワイト
N
ーーツバキサイドーー
突然、ドドドドドドドドと地鳴りが響く
チョウラン
「ラン♪ラン♪ラン♪ギャァ!!!!」
ツバキ
「なんだ、、」
ジジ
「この揺れ、、、」
リナリア
「何かくる!!」
ラナンキュラス
「アキレイ、、、」
アキレイ
「避けろ!!!」
N
突然、熔岩の雨が降り注いだ。
アキレイ
「一体、、なんなんだ。」
灼熱熔狐
「ヴォォォォォア!!!!!」
チョウラン
「アッツ!!!
え??何ですか!!耳が!!!」
N
アキレイたちの目の前に
ドロドロとした熔岩をしたたらせて
牙を向く10メートルほどの巨大なキツネが現れると
轟くほどの雄叫びをあげていた。
ジジ
「なんだ、こいつ、、」
リナリア
「キツネ、、?」
ツバキ
「ここで戦闘するにも
足場が狭すぎるな」
ラナンキュラス
「アキレイ!!頼んでいいかい?」
アキレイ
「ぁあ。炎が相手なら俺が1番向いてる。
先に行け!!!!」
リナリア
「任せたわ!!兄さん!!!」
チョウラン
「ぎゃぁ!!!!
迫ってくるぅぅうぅう!!!」
ジジ
「行くぞ!!」
N
そういうとジジ達は走り出した。
そして、アキレイは遠く離れたのを
確認するとゆっくりと自身の胸に手を当て
口上を唱えた。
すると、辺りの熔岩が渦を巻き逆巻くと
アキレイの身体を包むように旋回した。
アキレイ
『『天輪 •永久•牙成る心臓
絶えず揺らめく八岐の灯篭
滅せ•滅せ•紅と化せ!!』』
『『紅蓮滅刃•紅大蛇!!』』
N
アキレイは紅蓮の刀身を灼熱熔狐に向けると叫んだ。
アキレイ
『炎蛇招来•八岐ノ咆哮』
N
紅大蛇から巨大な八岐ノ大蛇が召喚され
灼熱熔狐に向かって一斉に
高温の咆哮を放った。
灼熱熔狐
「ヴォォォォォア!!!!!!」
アキレイ
「八岐の炎に飲まれて消えろ」
N
すると灼熱熔狐は炎を飲み込み
先ほどより大きくなった。
アキレイ
「何!?」
灼熱熔狐
「ヴォォォォォア!!!」
N
灼熱熔狐は背中より
熔岩の弾丸を無数に飛ばした。
アキレイ
「熔岩か、、フッ。
全て消し去ってくれる!!!」
『八岐ノ双璧』
N
16対の炎の障壁が目の前に現れると
着弾した瞬間に熔岩の弾丸は炭となった。
アキレイ
「ウォォォォオ!!!!!!!!
燃え盛れ!!!紅大蛇!!」
N
アキレイは炎を纏った紅大蛇で斬りかかった。
アキレイ
「刃が、、通らない、、、
なるほど、、炎が効かないということか、、」
灼熱熔狐
「ヴォォォォォア!!!」
N
灼熱熔狐は巨大な爪で
アキレイを吹っ飛ばした。
アキレイ
「ウグッ!!!ならば、、、
炎さえも喰らう大蛇の刃で
消し飛べ!!!!!!!!」
『炎斬り大蛇!!』
「ウォォォォオ!!!!!!」
N
焼け焦げた様な紅蓮の刀身が
フツフツと音を鳴らしながら灼熱熔狐を切り裂いた。
灼熱熔狐
「クゥオオオオオン」
N
真っ二つに切り裂かれた灼熱熔狐は
ゆっくりマグマへと沈んでいった。
アキレイ
「、、あんなバケモノが
この世界にいたとはな、、、」
N
そして、アキレイは
ジジ達の後を追うべく走り出した。
アキレイ
「まだ間に合うか、、ん?
グァァァア!!!!!」
N
アキレイの身体には
無数の小さな灼熱熔狐が
噛み付いていた。
その牙は鞘花の身体を
ゆっくりと貫きつつあった。
アキレイ
「分裂、、しただと!?
燃え盛れ!!!紅大蛇!!!」
N
アキレイは自身の身体から炎を吹き出すと
無数の灼熱熔狐を吹き飛ばした。
アキレイ
「グッ、、なんて、、数だ、、」
N
そこには80匹ほどの小さな灼熱熔狐が
死廻廊に溢れる熔岩の上に立っていた。
アキレイ
「マグマに入って回復したのか、、、」
N
ーージジサイドーー
ジジ
「義忠!!あれは、、
火ノ炉決闘場だ!!」
ツバキ
「その先には監獄がある。ばらけるぞ」
チョウラン
「待ってください!!
誰かが1人になりますよ!!
だってアキレイ隊長いませんもん!!」
リナリア
「どうしますかツバキ隊長」
ラナンキュラス
「僕はもちろんリナリーを守るよ。
心配しないでね。」
チョウラン
「はい!!ありがとございます!
ラナンキュラス隊長!!!」
ラナンキュラス
「え?チョ、、チョウランくん?」
チョウラン
「守っていただけるなんて
感無量です!!!!!!!!!
ッシャーーー!!!
全部、倒してもらおーっと!!」
リナリア
「ラナンキュラス隊長
心配しないでください。
私は兄さんが後から来ますから
チョウランについてあげてください。」
ラナンキュラス
「でも、、チョ、、チョウランくん?
離してくれる、、かな?」
N
チョウランはラナンキュラスの服の袖を
全身の力を込めて握っていた。
リナリア
「副隊長にこれからなるんだし
ラナンキュラス隊長の下で
沢山お勉強してくるのよ?」
チョウラン
「ヤッタァア!!!」
ラナンキュラス
「本当にいいのかい?」
リナリア
「大丈夫ですって!
副隊長の中でも私って長いんですよ?
ということは強いってことです!
兄さんが追ってくるだろうし
大丈夫ですよ。」
ラナンキュラス
「確かにリナリーは優秀だけど、、、」
チョウラン
「もし、途中で消えたりしたら
休みの日も四六時中 Hi-Wi使って
ストーキングしますからね!!!!!」
ラナンキュラス
「それは、、勘弁してくれ、、」
ジジ
「はぁ、、。
決まりだな。
ほら、着くぜ」
N
すると5人は少しひらけた所に出た。
熔岩の熱気が揺らめく中
大きな石畳でできた巨大なステージがあり
それを囲む様に観客席がドーム型に
設置されていた。
観客席の壁にはマグマがドロドロと
流れており近づくことも出来ず
その先にある監獄に行こうと進んでも
広大な熔岩に囲まれており道が無かった。
ツバキ
「この先だ。」
ラナンキュラス
「待ってツバキ。
どうやって行くんだい?」
ジジ
「観客席までよじ登って
ぐるっと反対側に行くしかねーだろ。」
チョウラン
「え!?あんな高い所を!?
マグマが滝の様に流れてるのに!?
しかもステージ周りランダムに
熔岩が吹き出してるじゃないですか!!
僕も飛べませんよ!!!
よく地図見ましょう!!!
道があるかもしれない!!」
N
チョウランはMangoroid を
手に持って地図を見た。
チョウラン
「無かったぁぁあ!!」
ジジ
「だろうな、、知ってる」
チョウラン
「知ってたぁあ!!!」
ツバキ
「行くぞ。」
チョウラン
「だからどうやって!?」
ジジ
「義忠がいんだろうが。」
チョウラン
「あっ。」
リナリア
「ちょっと、、見て、、あれ、、何かある、、」
N
火ノ炉決闘場の入り口付近に
何か横たわるものがあった。
ラナンキュラス
「ヴッ、、あれは、、、」
チョウラン
「いやぁぁぁあ!!!!!
サスペンス!!サスペンス!!」
ジジ
「黙ってろ、、ったく、、」
N
ツバキとジジはゆっくりと近づいた。
チョウラン
「うわっ!!すっごい見てる!!
死体ですよ!!死体!!!!!」
ツバキ
「これは、、死亡してから2日経っている。
死因は、、喉元に鋭利な物が刺さった事による
窒息死か。」
ジジ
「義忠、、見てみろ」
N
そういうとジジは周りを見渡した。
ジジ
「争った形跡、、戦った痕跡は、、ねぇな。」
ツバキ
「一瞬で勝負がついたんだろ、、
しかし、、この服、、囚人とは思えぬ」
ジジ
「そうだな、、少し、、動かすか、、」
N
ジジは死体をぐるっと横向けにした。
ツバキ
「なるほど、、、これは囚人ではない」
ジジ
「ここの看守だな、、」
チョウラン
「リナリアさん、、
なんで、見ただけであんなに
分かるんですか?」
リナリア
「え?当たり前でしょ?」
ラナンキュラス
「フフっ、、
チョウランくん。ツバキ達はね
帝国特殊司法警邏部隊"一刃花"
あれはむしろ本職だよ?」
リナリア
「そういう事よチョウラン。
帝国の中でも超特殊な犯罪しか調べないエリートよ。」
ジジ
「義忠、、看守ってことは、、」
ツバキ
「ぁあ。どうやら最近
看守長が入れ替わったみたいだな。」
ジジ
「冥府大監獄側も一波乱あったんだな。」
リナリア
「待って!入れ替わったって??」
ジジ
「そのままの意味だ。」
ツバキ
「冥府大監獄は決闘によって
看守長を入れ替えることが出来る。
先ほどの死体はその決闘で負けたのであろう。
弱肉強食。一番分かりやすい序列だ。」
N
すると突然、人影が火ノ炉決闘場の真ん中に現れた。
ジジ
「誰だ!!」
ツバキ
「待て。」
リナリア
「アイツは、、、」
ラナンキュラス
「へぇ、、ここにいるのか、、」
チョウラン
「ギャァァア!!!
め、めめめめめ冥王軍副団長!!!!」
ツバキ
「サラセニア、、」
N
すると火ノ炉決闘場の照明が
バタッと落ちサラセニアにスポットが当たった。
サラセニア
「ビリビリボーイ、ビリビリボーイ
ビリビリボーイ、ビリビリボーイ
ビリビリボーイ、ビリビリボーイ
ワチュガナドゥッ!
ワチュガナドゥ!!ヘッ!!
ビリビリボーイ、ビリビリボーイ
ビリビリボーイ、ビリビリボーイ
ビリビリボーイ、ビリビリボーイ
ワチュガナドゥッ!
ワチュガナドゥ!!ヘッ!!」
ツバキ
「なんの真似だ。」
ジジ
「殺すぞ。」
サラセニア
「んーーーーーーー!!!
侵入者 諸君!!
いや、帝国特務戦闘部隊"千刃花"の隊長格共!!
ようこそ!!!この!!地獄へ!!!
ルールを説明致します。」
ラナンキュラス
「ルール?従うわけないだろ?」
サラセニア
「ンフフッ
あなた方が従うかどうかなんて
関係!!!無い!!のです!!!!
冥府大監獄では強さこそが全て!!
これは神の!!導き!!!神の!!!意思!!
絶対の真理!!!!!!!!
この冥府大監獄には
四つの地獄があります!!!
どの地獄がよろしいか、、選ぶ権利は、、
無いのです!!!!!!
そう!!!神のみぞ知る!!!!」
ツバキ
「貴公が死ぬ番だ。」
サラセニア
「おっと!!知っていますよ?
あなたの鞘の力、、
いや、花纏捧君は
例え見えていたとしても離れすぎていると
時間がかかる上に不安定だと!!!!」
ツバキ
「確かめてみると良い」
サラセニア
「お友達に聞いたのです。」
ツバキ
「何?」
サラセニア
「ぁあ!!!ナーベルク帝国は
腐っております!!!!
ウジ虫と糞の掃き溜め!!!!!
迷える子羊たちが
傷心のあまり自ら地獄に落ちるとは、、
我が君主が受け入れなければ
即刻、晒し首、、、、だが!!!!!
慈悲深い!!!慈悲深い!!!」
ジジ
「テメェのおしゃべりに
付き合う暇なんてねーんだよ。
キキョウを返せ。」
チョウラン
「返せ!返せ!」
リナリア
「花纏捧君が
使えなくたって
ここからあなたを殺せるわよ?」
サラセニア
「ぁあ、、こんなにも
バカな雌豚が副隊長!!!
痛ましい、、まさに人材不足!!!!」
ジジ
「ぁあ"?」
ラナンキュラス
「ジギタリアスは何処だ!!!!!」
サラセニア
「ん?何故知っているのですか?」
ラナンキュラス
「答えろ!!!!」
サラセニア
「知りたければ堕ちるがいい!!!パチンッ」
ジジ
「なっ!」
ツバキ
「これは、、」
リナリア
「キャッ!!」
チョウラン
「ラナンキュラス隊長ぉぉ!!」
ラナンキュラス
「えっ、ちょっ、、チョウランくん?」
N
ブンッと5人は消えてしまった。
サラセニア
「さぁ、、死に物狂いで生き残りなさい。
私達はその奥で待ってますよ。パチンッ」
N
サラセニアは指を鳴らすと
その場から消えてしまった。
ーーチョウランサイドーー
チョウラン
「こっち来ないでぇぇぇぇ!!」
N
ーーツバキサイドーー
ジジ
「俺たちよりか髪なげぇじゃねーか」
ツバキ
「下らぬ。
さっさと殺して終いだ。」
N
ーーリナリアサイドーー
リナリア
「あら、いい寒さね。」
N
ーーラナンキュラスサイドーー
ラナンキュラス
「そこを退いてくれるかな?
君には興味がないんだ。」
N
ー千刃花〜帝国特務戦闘部隊〜ー
煉獄 冥府大監獄篇
Season7
The Red Battle has just begun(完)
おまけ
配役変更一覧
N▶︎▶︎▶︎ソープワイト
ジジ▶︎▶︎▶︎ダチュラ
リナリア▶︎▶︎▶︎キキョウ
N
ここは煉獄 冥府大監獄にある
世界的犯罪者や特殊な犯罪者が収容される第零監獄
そこには部下を引き連れた男と
収容されている女がいた。
キキョウ
「何をしに、、きたの、、?」
ダチュラ
「花纏捧君を解け。
そのままだと鞘の力で死ぬぞ。」
N
キキョウは手出しさせまいと
鞘の力である灼流を纏い
自身の身を守っていた。
拘束されてからずっと発動し続け
高温に熱せれた水の中に居続けたキキョウは
刃汽量の限界、体力の限界を
迎えつつあった。
キキョウ
「解くわけ、、ないでしょ、、
解いた瞬間、、、殺しにくるのが、、
目に見えてる、、、」
ダチュラ
「殺すわけないだろ?
欲しいのは鞘だ。
ソープワイト閣下は常にお前を見ている。
解いた瞬間、飛んでくるだろう。」
N
ダチュラはキキョウにゆっくりと
近づいていった。
キキョウ
「何が、、言いたいの、、」
ダチュラ
「頭の悪い子だ。」
キキョウ
「近づくと全身が灼流でタダれるわよ。」
ダチュラ
「だから?」
キキョウ
「何!?」
N
ダチュラはお構いなしに
キキョウの灼流の中へと
入っていった。
ダチュラ
「さぁ」
キキョウ
「え?」
ダチュラ
「解け。」
(完)
初めからこの展開考えてて
ようやくぶつけることができた。
千刃花一、熾烈な戦いをかけるように
がんばります!!
今年もよろしくね。