レモンアイス
自身の体験をもとに書きました。
世の中に溢れる恋愛小説、映画や歌。
友人たちが毎日する恋の話。
「愛ちゃんは好きな人いるの?」
聞き慣れた言葉に
言い慣れた言葉で私は返す。
「私は恋愛に興味ないから。」
この言葉に友人たちはいつも不思議な顔をする。
理解できないとでも言うようだ。
私だってわからない。
キラキラした御伽噺のような恋
心が温かくなるような想い
歌やダンスで表現する情熱的な愛
どれも素敵。
けれどどれも私とは違う。
好きなものは好き。
それだけでいい気がする。
ああ、お腹が減っちゃった。
何故だか無性にレモンアイスが食べたい気分。