ぼうぜんスペクトラム
スペクトラムとは、プリズムを通して光を見たときの光の分かれかた、でしょうか。
次話投稿にするとルビが振れなくなることがわかったので結合しました。
梅雨入りも間近の蒸し暑い日だった。雲の切れ間から太陽が覗いていて、手をかざして振るとちらちらと耀きが降ってきた。
建物から出てきたときも、帰宅するために車に乗ったときも、ずっと無言で、なにもみていなかった。だれかになにか問われてもろくに返事も返せなかった。これからどうすればいいのか、どうするべきなのか、どうしたいのか、なにもわからなかった。
ただ、あいたい、とだけ思った。
ずっとそばにいてくれるあの幼馴染み、葉音手緋炉に。
同時に、もう会ってはならない、とも思った。
自分は、もはや重荷にしかならない存在なのだから。
ただでさえ負担をかけてきたというのに、これ以上迷惑をかける訳にはいかない。
窓に流れていく景色に顔面を向けたまま、どうしようもなく、これまでの自分との別れを感じた。
胸に浮かんできた言葉がある。
―――――この脳を枷として、同時に武器として、一生を生きてゆかねばならないのだと。そのためには、自分がなにものなのかを知らなければならないのだと。そして、
自分はもう普通とは言えなくなってしまったのだと。
ここでのスペクトラムとは、自閉症のことです。
どうも、青色灯です。またも短くて申し訳ない。どうやらこれが精一杯のようです。長く書くって難しいですねー。まだ本筋じゃないから大丈夫だよね⁉(気持ち的には序章とプロローグ)拙さをごまかしてます。(もはや開き直る)
というわけで、のんきにのんびり続けていけたらなと思います。ではまた。




