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プロローグ
「おい、木村ァ!早くしろよ」
そんなにぎやかな声が聞こえてきた。
「おい、田所もなにやってるんだ。早く起きろ、
部活始まっちゃうぞ。先行くからな。」
そんな三浦先輩の声が響く。
「ほら、先輩いきましょうよ。早く行かないと赤石先生に
怒られちゃいますよ。
「ああ、いま行く。」
後輩の木村にそう言われ、教室の机から立ち上がった。
「あれ?先輩何で泣いているんですか?」
「え?」
田所の目からは涙が流れていた。
「あれ、何で俺泣いてるんだろ。」
「なんか悲しいことでもあったんですか?僕先行ってますね。」
と木村は言って教室を出た。
教室を出ていった木村のことを考えるとまた
涙が溢れてきた。