表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/4

第2話

変な夢を見たが気にすることなくいつものよう

に行動する。顔を洗い朝食の準備をする。朝食を

食べ学校へ行く準備をする。7時になったら家を

出る。自転車を10分ほど走らせ駅へ向かう。そこ

から15分ほど電車で移動し、そこからは徒歩で学

校に向かう。



25分ほど歩くと正門が見えてくる。正門をくぐり抜け、玄関に行くといつものように生徒指導の教師が女子生徒に注意をしている。気にすることなく下駄箱で内履きに履き変え、教室へと向かった。そして教室前の廊下に荷物を置きそこにいる男子生徒たちに話しかける。



「おはよ」


「「「おう」」」


これだけだ。別に嫌われているわけでもない。だいたいこれで朝の挨拶は終わる。そしてお互いに別々のことを始める。一人は携帯を構い、一人はやっていない宿題をやり、一人は何処かへ歩いて行く。なんてことのない日々。




時間がたつにつれ徐々に生徒が増えていく。通っている高校は女子の比率が高いため、男子はHRが始まるまでは廊下にいる。


「このイベントやったか?」


「もう終わってる」


「さすが課金勢」


「まだ10万くらいしかしてないから」




「次の映画どこで撮る?」


「海岸は前回やったから公園でよくね?」


「じゃあ来週の日曜な」


「ごめん、俺無理だわ」



HR開始のチャイムが鳴るといつものように頭皮の寂しい教師が


「教室入れ〜」


と気の抜ける声で廊下にいる生徒たちに呼びかける。それぞれが自分の所属しているクラスに入り、HRが始まる。



これがいつもの日常だ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ