表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/4

第1話

ただそこに浮いていた。


見渡す限りそこは白く、他には何もない。


自分の身体すら感じることができず、ただそこに浮いていた。


手も足も目も何もないのに見ることだけはできた。


この空間はなんなのだろうか。


何度も自問自答を繰り返しても答えは出ない。


死んだ覚えもなければ寝た覚えもない。


そもそも自分が誰で何処にいたのかさえわからない。


自分が存在していたのかさえわからない。


もしかしたら存在していなかったのではないか?


それならなぜ自我があるのだろうか?


なぜ知識があるのだろうか?


なぜ?なぜ?なぜ?・・・


考えることすら面倒になり、


だんだんと意識は薄れていった。




「・・・なんか変な夢見たな。」


いつものように午前6時に目を覚まし、ポツリとつぶやいた。



これはなんてことのない一人の高校生の日常だ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ