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作者: 兼光



電話が鳴った。



君と同じ着信音。





何でも一緒にしたくて


誰からの電話でも鳴る度に嬉しくて。







着信画面には



君の名前。







ずっと待っていた


君の名前。






あまりに突然で



スマホ落下w







『もしもし……?』




『……』




『もしもし?』




『……』






無言で切れた。






心臓飛び出るってあんな感じなんだろうな。



あまりに緊張して



切れたスマホがまた落下w










また君からの着信。




僕はずっと反省し続けたんだ。




君からの連絡がない間



心も身体もスダボロになって



それでも君を愛してると



毎日痛感したんだ。








謝らなくちゃ……。




それから


どれだけ反省して


どれ程君が必要なのか


伝えなくちゃ。







『もしもし?』




『……』




『ごめん。』




ツー・ツー・ツー……








まだ何も伝えていないのに



切れた。








君は


僕より頭がよくて


沢山の引き出しがあって


いろんな経験をしていて……。







君が求めた言葉ではなかったのかもしれない。




でも僕は


君を淋しくさせてしまった事に


君を傷つけてしまった事に



始めに謝りたかった。








無言で僕の声を聞いていた君は



どんな言葉を求めていたんだろう……。







結局



謝る事しか出来なかった……。







君に拒否されても


僕がどれだけ


毎日君を求めていたか


どれだけ愛してやまないか



伝える事も叶わなかった……。






君は


これが最後のチャンスだと



その大きな優しさで鳴らしてくれたのかもしれない。








謝るだけで切られるなんて思わなかった。



切られてしまうなら


マシンガンのように


伝えればよかった……。









お願いだから



これが最後だと終わりにしないで……。







まだ



何も伝えてないんだ……。




君の声は聞けなくてかまわない……。




僕の声を聞いて



話したいと思ったら


話してくれればいい……。







僕の声を


聞いて欲しい……。

















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