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俺の一日が始まりました

さて、俺が今どこにいるかというとギルドの中にいて、討伐の張り紙も探している最中だ。

なんたって俺も冒険者だ。

だったら討伐の一つや二つ軽―くこなさないとだめ出しな!さて今日はどんなモンスターが待ってるのだろうか!!

 

 ・・・・・・・・・・という夢を見た。

 だってそうだろ、俺達痣持ちは国の法律で定期敵に最低限のお金は入ってくるからな、分るか?不労所得が無償でだぞ?そりゃ誰だって働かねえよ。

 俺がこっちに来てからその翌日というか時間的に夜明け前。

「起きなさいこの変態!ほら仕事に行くわよ!」

 俺の部屋に開口一番変態とののしって入ってきたのはクロエだ。

「ふぁ~。どうした。急に部屋に入ってきたりして夜這いか?」

「寝言は寝て言え!仕事よ仕事!」

「仕事?」

「ええ、そうよ!」

 仕事かぁ・・・。

「寝る。」

「(イラ)」

 ギラン

「ひぃ!起きます!起きますから!!とでも言うと思ったかこの馬鹿め!!」

 そう言うと俺は亀が甲羅の中に入るように布団の中に潜った。

 ああ、ぬくいなぁ。

「ほら起きなさい!!」

「嫌だ!!だって働かなくても金はいるって聞いたぞ!!」

 俺が脅しで布団から出ないのを察したのかクロエは強硬手段にでた。

 そう、俺の布団をはがしているのだ。

「ええ、そうね。あんたの!あんたの生活費はね!でも私たちは出ないからとっとと働かなきゃいけないの!」

「ほうほう、そのような事情がお前にもあるんだな。それは大変だったな。」

 俺は布団から体を起こすとこわばった体をほぐし始めた。有ることに備えるために。

 俺の行動を見ていたクロエは驚いた様子だったがすぐに期待に満ちた目で、俺に言った。

「え・・・。ああ、やっと働く気になったのね。それじゃ外に出るわよ。」

「・・・・。」

「・・・どうしたの?」

「すうううううううううううううううううう。」

 俺は大きく息を吸うと言ってやった。

「だが!!断る!!」

と。

 はっはっは!!決まったぞ!!

 さてと、俺は言うこと言えたし一眠りするかね。

 俺が布団にダイブしようとした瞬間、クロエが持っている剣を構え始めた

「ああもう、いいわ。こんな奴とっとと死ねば良いのよ。」

「は!どうした!口だけなのはわかってるぜ!」

「ふぅうううううう。しねえええええええええええ!!」

「ちょまてって!本当に斬りかかってくのは卑怯だぞ!」

「いいからさっさと死になさい!」

俺は怒り狂って剣を振り回しているクロエから距離をとると、

「ち。そんなに戦いたいなら相手してやろうじゃねえか!お前調子乗るなよ!俺がこの家の中で最強なんだからな!」

「うるさい馬鹿!この露出魔がああああああああ!!」

 クロエがまさに俺の正拳を受けるその時だ

「うるさあああああああああああああああああああああああい!!」

 ビクッ

「「・・・へ?」」

 俺達は止まった。

 何だ、まさか・・・これが・・・

「もう、私が外で待ってから何時間かかってるの!いい加減いかないと私たちでもこなせるクエストがなくなっちゃうよ!」

 時を止める能力・・・だと・・・!

「ごめんリア。」

「分ったならとっとと外出る。」

「はい。」

「くくく、はっはっは。我は聞かんぞリア!」

「勇者様も急いで。これ以上待たせると本当に怒るからね」(ニコ)

「お・・・おう。すぐ着替える。」

 べ、別に負けたわけじゃないんだからね!ちょっと仕事したいなーって思っただけなんだからね!勘違いしないでよね!

さて、俺が今どこにいるかというとギルドの中にいて、討伐の張り紙も探している最中だ。

なんたって俺も冒険者だ。

だったら討伐の一つや二つ軽―くこなさないとだめ出しな!さて今日はどんなモンスターが待ってるのだろうか!!

「あんた、又一人で何変なこと言ってんのよ。」

「うっさいなー。今モチベ上げてんだからちゃちゃ入れてんじゃねえよ。」

「へー、まだ一度もモンスターと戦ったことないくせに何言っちゃてんだか。今から泣き顔が思い浮かぶわねWW」

 この・・・金髪ビッチが・・・!

「そうですか、そうですか。クロエさんは経験豊富なんでしょうね!夜も!」

「よ・・・!」

「そうだよこのビッチが!」

「だ、誰がビッチよ!!」

 俺の頭を拳をかすめる。

 へ!当たらねえぜ!

「ほらすぐそうやって手をだす!あ、今のは違う意味も含めてるからな」

「くぅー!このクソ童貞が!」

「この!」

「はいはい。二人とも喧嘩しないの。ほらクエストいくよ。」

「お前が頼むなら仕方がないが、行くとするが・・・。」

 俺は今から一緒にクエストに行こうとするこの二人を交互に見る。

 こいつら・・・戦えるのか?

「何よ。じろじろ見て」

「いや・・・お前ら・・・クエストクリアしたことあるの?」

 ビクッ

 体からこの擬音が聞こえるほどビクッとした二人

「おい・・・正直に言え。クリアしたことあるのかないのか。」

 すると、ビッチはこれ程と言うくらいに声を震わせながら

「え・・・ええ!くくく・・・クリアしたことはあるわ!ねえ!」

「・・・・・・チラっ」

 俺は思わずリアをみる

「・・・えっと・・・ニコ」

 うん。可愛い!

「じゃねえんだよ!!何だよ!本当にクリア一度もしたことねえのか!?」

「あ・・・あああ・・・あるに決まってるじゃない!」

 イラッ

「てめえには聞いてねえんだよ!!このビッチが!!」

「なっ!何よ!!というかその呼び方辞めなさいよ!!」

 クロアが何か隣でわめいているが、このどうにも見栄っ張りな女には何を聞いても意味がないと思った俺はリアに真顔で近づく

「ど・・どうしたの?怖いよ?」

「・・・・。」

「ねっ?何か話すだけでも良いから真顔だけは辞めて!そんな目で見ないで!」

「・・・・。」

「うう・・・。そうなの。私たち一度もクリアしたことないの!」

「・・・・くっ・・・。」

「ちょっと話聞いてる!!」

「くっそおおおおおおおおおおおおおおおおがああああああああああああああ!!」

「「!?」」

 二人のびっくりするのが分るが俺は今この瞬間を嘆く以外の選択肢は皆無だ。

 俺・・・もう・・・はじめっからやり直そうかな・・・。

「ゲーム・・・オーバー・・・。」

「何言ってるの?其れよりも呼び方変えなさいよ!!」

「この・・・うるせえよ!そこら辺の雑魚より弱い女が!」

「ああ!今!ビッチと同じくらいひどいこと言った!!」

 くそ。どうする。一度クエストを考え直すか。

 俺はリアから無言で受け取ると受注カンターのお姉さんの元に向かった。

「あのー、キャンセルしたいんですけど。」

「キャンセル料クエスト代の半分になりますがよろしいですか?」

 キャンセル料かかるのか・・・。まぁ、まじめなリアの事だ。俺達でもクリアできそうな、低報酬のクエストだろう。俺の手持ち金。五百ゴールドで足りるだろ。

「はい。払いますが・・・いくらですか?」

「五千ゴールドになります。」

「・・・・・・は?」

「五千ゴールドになります。」

「・・・・。」 

はい。リアちゃんはまじめではなかった様です!!

そのリアに問い詰めるため受付の人からクエストの用紙を返して貰い向かった。

さぁ・・・問答を始めようか。

「リア!」

「な・・・何かな・・・?」

「其処に座りなさい!」

「う・・・。」

「早く!」

「はい・・・。」

「私は・・・どうすれば良いの?」

「ビッチはそこらで遊んでろ。」

「ビッチ言うな!」

「・・・・・・さてリア・・・」

「きー!」

 さて、俺達は近くにおいてある椅子に座ったわけだが・・・どうだろう。隣の女がというかビッチが・・・首を閉めてくる・・・。

俺死んじゃう!

「ぐふぅ・・・」

クロエの手を何とかどけようと試みるが・・・

「殺す!」

火事場の馬鹿力でしょうか・・・俺は振り払えずに・・・死にそうです。

マジでやばいと思った俺はクロエの手をタップする。

「や・・・やめ・・・」

「クロエ本当に死んじゃうからその辺でもう辞めよ?」

「リアは甘いのよ!この男は困難じゃくたばらないわ!」

くたばります。だってステータス低い男ですよ?そりゃ死にますわ・・・って言ってる場合じゃねえ!どうにかこの馬鹿を止める手立てはないか!

と思っていた矢先、俺の意識が薄れていく。

俺・・・死ぬのかな・・・?いや、最後まで諦めてなる者か!

俺は手探りで何かないかと手探りで探していると・・・

むにゅ。

柔らかい者を掴んだ。

「きゃ!」

その瞬間、こいつの力が弱ったのを首伝いに分った俺はこいつの手をどけて大きく後ろに後ずさった。

「はぁはぁ・・・。」

このアマ・・・。

「この・・死ぬ所じゃないか!!」

「死んでも良いのよ!こんな変態!人のおしり触っといて!」

「へ!ビッチのおしりなんか触ってもちっともうれしかないね!」

「・・・!」

「無言で手ゴキゴキすんのは卑怯だぞ!」

「死ぬ?」

「すいませんでした。」

「ふんっ。」 

はぁ・・・。死ぬかと思ったぁ・・・。まぁいいや。其れよりもリアだ。

「リア君。」

「はい?」

「何でこんな高難易度の頼んだの?」

「・・・てへ。」

「許されると思ってんのか!ああもうなんだよ!このレベルはよ!十って明らかに高名インドだろ!」

「あ!其れはね?百が一番上だから・・・そんなに高くないよ?」

「・・・え?マジで?」

「うん。ね?クロエ?」

「そうよ。ま!馬鹿のあんたにはわかんないでしょうけど!」

 このアマ・・・!まぁいい。今は怒ってても俺が死ぬだけだ。

「つまりだ・・・。リアは俺の実力を認めて無難なので高額のクエストを選んだって事か?」

「・・・うん。そう。」

 一瞬の間があったのが気になるが・・・リアがそう言うならそうなんだろ。なら

「おっしゃお前らヒトクエ行くぞ!」

 俺は装備を片手にクエスト語やを飛び立った。だって自分の好みの女の人に認められてとなっちゃ頑張らない男は居ないでしょ!

あ・・・そういえばクエスト内容確認してなかったな。まぁ・・・自ずと分るしいいか。

 そうして、俺が気持ちよく外に出たのを見計らってクロエとリアは一緒に出発した。そしてクエストの目標物前

「ふしゅー。ふしゅー。殺す・・・。ふしゅー。」

何故か・・・機械の・・・そう正に男が喜びそうな形をした機械のロボットが大きな剣を持って待ち構えていた・・・。

こいつら・・・

「騙しやがったなぁああああああああああああああああああああああああああ!!」


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