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俺の生活がスタートしました。

さて俺は異世界という場所に降り立ったのだが、俺達と同じような人がいるらしい。そのことも含めて少し話すとしよう。

 まず、今俺のよこでギルドのお姉さんと話してる黒髪の女の人はリアことローゼン・リアだ。スタイルが良くて俺の好きなアニメのヒロインにそっくりだ。俺にとってはもう、誰得?俺得!みたいな感じだ。

 次に、俺の横で座ってる金髪の女の人はメルディア・クロエだ。まぁ何というかツンデレ?なのかな。いやわがままか?よく分らんが、よく分らん女だ。

 さて、俺の話に戻るがどうやらこっちにも、ある程度の人数の男女の日本人が送られてるみたいだ。んで、ギルドはその人達が全員基礎能力が高いことから魔王討伐筆頭になる人材争いをなくすために、見つけたのが冒険者だった場合その人の仲間になるらしい。だから俺もこの人達の仲間って分け。

 俺としては二人とも美人だからむろん文句など無い!

一人があれだが・・・。其れはおいといて。

 さらには俺が最強の可能性があると来た!これはまさしく・・・。

「王道!さぁどんな魔法が我を強くするか楽しみだ!」

「あんた、何言ってるの?」

「いや、これから最強になるんだと思うと楽しくってね。はっはっは。」

「変態が何を言ってるのやら。」

「はっは・・・はぁ。萎えるわぁ。この人まじKYですわぁ。」

「KYって何よ!馬鹿にしてるの!?」

「いや、ただ人のこと考えないおてんば娘だと思ってね。」

「この・・・。言わせておけば。」

「はっ。まぁせいぜい俺に見捨てられないように信じるんだな。」

「変態が最強になるわけがないじゃ無い。」

「でも噂がありますしねえ。さて俺はどれくらい強いのか。」

「ふん!どうせ弱小よ!」

「んだと!後で「明様。私が悪うございました!どうかお捨てにならないで!ああ。愛しき明様!」って泣きついても知らねえぞ!」

「最後のは絶対無いから安心しなさい!でも、もし私よりステータスが低かったら何する?」

「そしたら、お前の靴舐めながら「俺が悪うございました。どうかこの変態をお捨てにならないでえええ!」っていってやるわ!」

「その言葉覚えてなさいよ!」

「本当に仲良くなったよね。」

 間に入ったのは手続きが終わったのかリアだった。

 クロエはまだ俺が裸で現れたことを根に持ってるので、何かと突っかかってくるから喧嘩するだけで仲が良いことは断じてない!

 俺は全力で否定の顔をしながら言い返す。

「い・い・え!絶対にあり得ない!」

「そう?私にはそうは見えないんだけど。」

「其れは幻でございます!」

「まぁいいや。手続き終わったからこれ持って受け付けお姉さんに話してきて。」

「ああ。分った」

「さっきのこと覚えておきなさいよ!」

「お前こそな。」

 俺は皮肉気味に答えた。

 内心ではもう俺の勝ちは確定だしにやけが止まらない。さぁクロエの鼻が折れる姿が目に見えるぞ。

 そして俺は自信満々にお姉さんに話しかける。

「お探しの冒険者。明です。」

 キランッ

 ふっ。決まったな。ほら感じるぞ、期待の間差しが。ほら聞こえるぞ、俺を語る声が!さぁ挑もうじゃないか!俺のステータスは一体どれくらいだ!?

「ではこちらの装置に顔を入れてください。」

「はい。」

 俺は言われたとおり目の前に置かれた装置に頭を突っ込む。すると頭の奥から何かが出てくるような。なんというかすごい感覚だ。

 チンっ。

「はい。終了でございます。今そちらにステータスが映し出されるので少しお待ちを。あ。出てきましたね。どれどれ。な、何ですって!?」

「え!どうしました!?」

 どうせ俺のステータスがすごすぎて驚いているんじゃ

「ステータスが全部平均以下です!」

「なんでええええええええええええええええええええええええええええええ!」

「ぶははは!!」

 あの金髪娘!腹抱えて思いっきり笑いやがって!後で覚えていろよ。今は其れよりも

「見間違え何じゃ・・・。」

「いえ。明様もご覧ください。こちらにギルドの冒険者初期ステータス平均値のデータがあるのですがくべてみてください。ほらステータス平均以下じゃないですか。」

「どれどれ。」

 本当・・・だと・・・。いや、まて。まだ見過ごした点が・・・・。

「あった!これはすごい高いじゃないですか!これは何ですか?」

 俺は目をきらきら輝かせて聞いた。すると

「これは・・・。その・・・。大変言いにくいのですが・・・。えっと・・・。よく運の高さがあるんじゃないですか。それと同じで運が高いってことなんですよ。きっと・・・。そうだといいですね。」

「それはどういう。」

 俺が戸惑っていると。リアが教えてくれた。

「運って言っても様々な運が有るでしょ?」

「うん。」

「だから不運か幸運か今はどっちが高いか分らないの。だからそのー。幸運の方だと良いねって。」

「不運だと?」

「・・・・・・・ドンマイ。」

はい。俺の異世界人生終了。はぁリセットボタン無いかな。有ったら使いてえよ。つーかあの女の子を女神様とするならだが。女神様!俺に魔王討伐させるつもりならステータスあげてくれよ!俺に討伐させないつもりなのか!?

 すると腹を抱えながら金髪が現れた。

「ぷははは!」

「おい。笑いすぎだぞ。」

「いや、だって・・・。ぷはははっは!」

 ああ、もう、こいつ超むかつく!!

「それでほら早く。」

「早くって何が。」

「覚えてないの?」

「・・・あ。」

「さぁ。どうぞ。」

「く・・・。」

 屈辱だ・・・。

 俺はクロエの靴をなめようとした。すると、

「あ。まって其れはしなくて良いからほら台詞を心を込めて早く。」

「く・・・。俺が・・・悪うございました。どうかこの変態をお捨てにならないでえええ!」

 うぐ。何でだよ女神様恨むぞ。

「ぷはははっは!」

「この小娘が・・・。」

「ほら二人とも迷惑になるから、そこら辺にしてここを出よう。」

「あ、ああ。」

 そして俺らは店を出た。だがクロエの口がふさがることはいっこうに無かった。

 というか笑いすぎだ。

 そして俺は彼女たちに連れられてある家に着いた。

「ここは?」

 するとリアが教えてくれた。

「ここは今日から明が泊まる場所だよ。」

「へー。」

 何というか普通のアパートみたいだな。

何で俺がこんなことを思ってしまうと言うのもあまりに日本でみたアパートと外見が一緒だからだ。

「ぷぷ、あはははは!」

 この野郎・・・。

「お前もう笑うのやめろ!」

「だって、ねえ。」

「いや、ねえ、と言われても。」

「ほらクロエそろそろやめときな。それに私たちも明のこと笑えないんだから。」

「それはいっちゃ・・・!」

 ほうほう。

「その話詳しく聞こうじゃないか。クロエ君。」

「う・・・。」

「よし!リア!教えてくれ!」

「私もきちんと覚えてないからクロエに見せて貰うのが良いかもね。それじゃ、ク・ロ・エ♪教えてお願い?」

 でた秘技上目遣い。

「だ・・駄目よ!」

「お願い(うる)」

 何というかわいさ!リアのかわいさは底知れないな。

「分ったわよ。ほら。」

「おう。」

 そして俺はクロエからカードを受け取った。

 なるほど皆ステータスとかはカードに記載されてるのか。

 なら俺もさっき貰った奴に書いてあるのか。後で確認しよう。

「どれどれ・・・。ステータス平均40に比べ10。技量50に比べて5・・・。俺はどっちも20・・・。」

 これって・・・。俺より・・・。

「それじゃ私はこの辺で・・・ひゃ!」

「待て。お前俺に言うことあるだろ?」

「何のことですか?(汗)」

「何のことだろうね(ニコ)」

「あははは・・・。てへ(ニコ)」

「さっさと言いやがれ金髪じゃじゃ馬娘!」

「何よ!変態のくせに!」

「変態におおよそのステータス負けてる奴に言われたかないね!」

「う・・・。」

「さぁはよ。」

「・・・明・・・。」

「ああん。」

「ひっ。明・・・様。私が悪うございました!どうかお捨てにならないで!」

「其れで?」

「言わなきゃ・・・駄目?」

「だめ。」

「この変態」

「ああああああああああん!!」 

 俺がめっちゃくちゃ不良っぽく唸ると

「ひいっ。あ・・・あ・・・ああ!愛しき明様!」

「にひひひ。よろしい!」

「ううう。汚された・・・。」

 さてすっきりしたところで女神様俺はかけますよ。俺が弱小なのは良いでしょう。だからこそおきまりがあると俺は信じてます。そうリアが最強なんだ!これに間違いないんでしょう!

 俺は希望のまなざしでリアを見た。

「あー。ごめんね。期待を裏切るようになっちゃんだけど・・・。それでも見る?」

「大丈夫だって。リアみたいな人がこいつみたいな事は・・・。マジで?」

「うん。」

「クロエこれお前のじゃなくて?」

「ええ。私のはこれよ!」

 まださっきのことを根に持っているクロエは俺を睨みながら答えた。

 そんなことよりも。ステータスの魔法欄防御欄はステータス高いのに、攻撃力ほとんど無いって。

「つまりリアは魔法計しか出来ないって事?」

「お恥ずかしながら主に回復系しか唱えられません。」

 何ですとおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!

ちょっと待てよ。俺ってこのパーティーの中じゃ最強って事?

「これ、魔王倒せないんじゃね?」

「大丈夫!私が守るから!回復で。」

「私は私の好きにやるわよ。」

「はぁ。こいつは仲間増やさないとな。」

 其れよりもまず情報だ。俺の今置かれてる状況を整理したい。

 そう思った俺は頭はステータス見た時に良いって分ってるリアに聞いた。

「あったときにギルドに付いたら教えてくれるって言ってたけど教えてくれないか?」

「ん?そうだね。家の中に入ったら教えるよ。」

「分った。」

 そして俺らはこのアパートのような家に入った

 ふむ、内装はしっかりしてるし部屋も何部屋かあるみたいだな。

 でも良く此所の家賃保ってるな。完全に俺も含めてポンコツのあつまりなのに。

 中に入るとリビングみたいなところがあった。

そこに俺は座らせられた。

「それで色々と教えてくれるって言ってたけど何を教えてくれるんだ?」

 俺は聞いてみた。元々聞くつもりだったしね。

「えーと、わかりやすく教えるね。何から聞きたいかな?」

 リアは俺に聞いてきた。

「まずは俺の今置かれてる状況なんだけど。」

「それはね。あなたは魔王討伐を目標とする仲間になった訳なのです!」

「はぁ。其れは分るんだけど。」

「そのためにはまずはお金を貯めて装備を作ったりしたり、今レベル1だと思うからレベルアップしたりしてスキルを覚えて過ごすんだ!」

「それでお金を貯める方法は?」

「それは、お仕事したりクエストをクリアして行うんだ。」

 へー。割と現代みたいな感じなんだな・・・。ちょっと待てよ。

「仕事って?」

「仕事は仕事。土木作業だったり、家庭教師だったり。主にギルドの掲示板に貼ってあるから見に行ったら良いよ。」

「ほうほう。それでお金の分配や受け方は?」

「それは決まってないんだよね。山分けだったりもっとも活躍した人に渡したり。個人で受けたりした場合はその人だけの報酬だったり。内では個人は個人かな。」

「なるほど。それでお金の管理は?」

「お金に関して色々と聞いてくるね。まぁ良いけど。」

 それはほらお金は生きる上で大事ですからね。うん。とっても大事!

「えーと。主に個人かな。だから私とクロエだとお金の持ってる量も多分違うし。」

「へー。そうか。だいたい分った。ありがとう。ちなみにこの家代は?」

「皆で出し合ってるんだよ。」

「ふむふむ。ってちょっと待った!俺金無いんだけど大丈夫なの?」

「今月分は私が払うから今月は大丈夫だよ。」

「そうか。なんか色々と悪いな。」

「気にしなくて良いよ。私たちとしては入ってもらえるだけでありがたいし。」

「分った。それで何だが今日はどっかの誰かさんのせいで疲れたからそろそろ眠りたいんだけど・・・。」

 俺はあくびをしながら言った。

するとクロエが突っかかってきた。

「ちょっと!其れは誰の事よ!絶対の私のこと言ってるでしょ!」

「はて。私はクロエさんに関して何も言ってないのですが何故そう思うのですかね?もしや自覚があったりして。」

 俺が挑発気味で言うとむきーっみたいな感じで怒っていた。

 いい気味だ。

 その後も何か言ってたけど眠かったので無視した。

「ちょっと無視しないでよ!」

「んでリア部屋なんだが。」

「ちょっ!」

「あはは。それなら部屋はあるんだけどなにぶん急だったからね。特に家具はないんだけど布団はおいといたから其れを使ってね。」

 リアは苦笑いをしながら俺に部屋があることを教えてくれた。

「ならもう寝たいから場所を教えてくれ。」

「分った。」

リアと俺はそういうとその広間から出て俺の部屋の前まで向かった。

その時後ろの方で何かをクロエが言っていたが俺は興味が無いので無視した。

興味ないなら仕方ないよね。

「付いたよ。」

 リアが案内してくれた部屋を見ると、中はそれなりに広くて、その中に布団がぽつーんと一つあった。 

 んで俺は部屋に荷物を置いて布団の中に入ると布団の匂いを嗅いでいた。

するとリアが顔を赤らめながらもじもじと

「あのー。あまり匂いかがないで欲しいかな・・・。そのー・・・。お古だから・・・。」

「ほうほう。お古ねぇ・・・。」

 え!?

「マジで!?」

「えっとなんでそんなにも興奮知っているのか分らないんだけど・・・。本当だよ。だってそれは・・・。」

 いやいや興奮するでしょ!だって女の子の香りだよ!しかもリアの!なるほど毎晩この布団であのいやらしい体で寝ていたという訳か・・・。

 こいつは俺の運は良い方で良いんじゃねえの!

「クロエのだから。」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・すっ。


「何ですっと立ってて何処行くの!?」

 俺がすっと立ってどこかに行こうとするから突然のことでリアが混乱しながら俺に行ってくるが今はそれどころじゃない。

「何でリアのじゃなくてお前の何だよ!!」

「知らないわよ!!」

「俺の匂いかいでうわー女の子の匂いがするな!って思った感情返せ!!」

「あんた今何つった!もう一度言ってみなさい!吹っ飛ばしてやるから!」

「おう!上等じゃボケ!」

 こうして俺はさっき見たステータスが信じられないほどの馬鹿力を発揮したクロエにフルぼっこにあいそのまま眠りについた。

 はぁなんでこんなにも不幸中の幸いではなく幸運中の不幸が俺には訪れるのですかね!

 一体これからどうなるのやら・・・。


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