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青空の下

 少しずつ花が開いて来たね ここでこの花を見るのは六度目

 大きな大きな桜の木 校庭を桜色で埋め尽くしてしまいそう

 少しずつ時が迫ってきたね ここで君と話すのはもう最後

 小さな小さな僕の手じゃ 君を追い掛けることも出来ないよ


 ピカピカだったランドセルも 今はこんなによごれちゃって

 純粋だった僕の瞳 今はこんなにけがれちゃって


 遂に僕たちの番が来たね

 この時間は続くと 信じていたけれど

 遂にお別れの時が来たね

 卒業して離れ離れになっても 僕は君を応援してる



 一字ずつ文字を綴っていって 紡いできた思い出を君と共有

 優しい優しい君の目が 終わりを告げるように揺らいでいた


 ワクワクだった毎日すら 今は地獄に感じられて

 明日を待った僕の枕 今はこんなに濡らしている


 遂に僕たちの番が来たね

 この時間は続かない 知ってはいたけれど

 遂にお別れの時が来たね

 中学での新しい出会いの中も 僕は君を応援してる



 一つずつ歳を刻んで行って 想えばもう十二にまでなっていたよ

 幼い小さな頃の写真 子供の僕も大人になっている


 キラキラだった切ない夢 今はこんなに汚れちゃって

 純粋だった僕の瞳 今はこんなに汚れちゃって


 遂に僕たちの番が来たね

 この時間は終わらない 願いを校舎に置いて

 遂にお別れの時が来たね

 どこかで君が立ち止ったときには あの歌を思い出して


 いつかまたどこかで会おう

 いつかまたどこかで会える筈だから

 どこまでも続く どこまでも繋がっている

 青空の下

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