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僕の魔法学校が女子高に突っ込みました。  作者: 真北哲也
プロローグ
1/91

はじまりは…あの太陽の光


僕は魔法が使える。



え? 何を言っているんだ?こいつは?と、皆は思うだろうが、本当に使えるのだ。嘘ではない。

実は魔法が使えるようになったのには、「あの事件」が関係している……


「あの事件」とは、今から1年前の僕が中学三年の夏にまで遡る。



炎天下で焼かれながら、塾の夏期講習を終え、汗を滝のよう流しながら、僕は家路を歩いていた。「何で…僕が最後の片付けもやんなきゃいけないだよ〰もう最悪だな」


僕はイラついていた。僕以外の塾生は、なんだかんだの理由をつけて、僕に掃除等を押し付けて帰ったのだ。「僕だって勉強したいのに………」そんな事を思いながら、ふと、顔を上げて空を見上げた。そこには、太陽が夕暮れに衣を変えて、地平線の奥に帰ろうとしていた。



「綺麗だ」と僕は素直に思った。



「?……なんか変だぞ。」 夕暮れをずっと見ていたが、異変に気付いた。夕暮れなのに、赤くなく、白い光を輝かせていくものに変わっていった。


「何?まぶしい」


その白い光は、僕に一直線に刺して来たのだ。 急にカメラのフラッシュを浴びたように、僕は目を瞑った。


―――。


確かに、僕の体に一直線に光が刺したのだが、体にはケガもしていないし火傷なんかもなかった。「なんだったの?今の?」 と、一瞬思ったが、何事もなく、僕は家路の歩みを再開した。


だが、変化に気付いたのは、家に帰ってからの事であった――


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