White X'mas
どんよりした雲が町を覆う。今日の気温は十度って言ってた気がする。めっちゃ寒い。そんな中、わたしは彼の家に向かって歩いていた。チャイムを押す。
「やあ」
「どうしたの?」
「今日、クリスマスでしょ?プレゼント持ってきたの」
「プレゼント?」
「気になる?」
「うん」
玄関から彼の部屋に行く。ドアを閉め、彼は後ろからわたしを抱きしめた。
「プレゼントって何?」「わたし」
ベッドに押し倒されてキスをする。久しぶりで、幸せだった。
「俺からも、プレゼントがあるんだけど」
「気になるな~」
「俺をあげる」
服を脱がされわたしは裸になった。ずるいとわたしが言うと、彼も裸になった。
「クリスマスに処女とおさらば、か……悪くないね」
「雰囲気あるね」
彼は手だけでなく、身体を使ってわたしを愛撫した。くすぐったいという感情が気持ちを高揚させた。
「あなたの、ちょーだい……」
「まぁだ。もう少し、ね」
わたしの中に指を入れてほぐしていく。気遣ってくれたのだと気付いた。
「ねぇ、待って」
そう言って彼のものを口に含んだ。
「うぅ、ん……ヤベェよ」
しばらくして彼はわたしの頭をつかみ、喉の奥まで彼のものを入れた。そのとたん、熱いものが流れてくる。少しこぼしながらも、殆ど飲み込んだ。
「んく……っ」
「すげぇ、エロかった」
彼はそう言って、再びわたしの中に指を入れた。いやらしい音が響く。
「……大丈夫だろ」
彼は呟き、わたしの中に入れてきた。いきなり太いものが入ってきたので痛かったが、動かしていくうちに快感に変わっていった。
「気持ち、い?」
「うんっ……」
スピードが早くなっていく。喘ぎ声といやらしい音が響く。
「イっていい?」
「うんっ……」
「出すよっ……」
更に早くなり、わたしの中に熱い何かが出てきた。
「あっ……」 わたしの中を彼が満たしていく。やっと一つになれたと思ったら、嬉しくなった。
「メリークリスマス」
「メリークリスマス。あなたに会えてよかった」