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じゅうきゅう

七歳に、なった私は学園の図書館に通い本を読みあさった。だけど、ココにあるのは覚えている本ばかりだったのだ。うう。


そうだ。また、図書館に行こう、と思ったけどパパママの監視から抜けられない。学校が終わると、教室まで家人が迎えに来てしまう。


魔法の訓練も、飽きるほど繰り返したし……でも、使えないんだよね、無属性以外。


成長したら、使えるのかとも思ったのに……。テアーは光属性の初級が使えるらしいし……。


学校の授業は、文字や簡単な計算で眠くなるほどだ。百点に次ぐ、百点。満点以外ありえないのだ。


すべて順調で、たまに家人を連れたまま工房へ行くこともある。お出かけの許可をもらい、剣を作る現場をウロウロしている。


オヤジは、私を有効活用し完璧な日本刀を作り上げた。強度は、本物に劣るけど出来はいいらしい。冗談で「いっぱい売れたら、一割はもらう権利あるよね」と言ったら「売り上げの一割なら、安いもんだな」などと笑っていた。思わぬ収入である。


私が初めての収入で買いに行ったのは、宝石である。


「じゃあ、コレください」


店員は、一瞬「え? こんな子供でも宝石を買うのか」と言うように、目を見開いて固まっていたけど、ニッコリ営業スマイルで「かしこまりました」と商品を渡してくれた。


ついでに、ママに王室御用達だと聞いたティーセット、パパには葉巻のようなタバコを買って帰った。


そして、今……私の目の前には両親がそろって座っている。


パパもママも、ちょっと恐い。


深刻そうな空気と、困ったような母親の顔。眉間にシワを寄せ、うんうん唸るパパ。一体、何が原因だと言うんだろう。


「これは、どこで買ったんだ? いくらだった?」


私は、素直に店の場所と値段を答える。


すると、パパは顔を青くさせ、ママは今にも倒れそうになった。なぜ。


「勝手に持ってきたのか……」などと、ブツブツ呟いている。「子供のすることだから、ちゃんと説明をすれば……」と、事態が深刻になりそうなところで把握した。


まさか、盗んできたと疑われるとは。


そして、家族会議は暗礁に乗り上げた。


「だから、ちゃんとお金で買ったの!」


私の言い分はこうだ「カタナの製造方法を教えて、金銭を獲得した」と、まあ、信じてもらえないのも無理はない。


「なんで、そんなことを知っているんだ?」と聞かれても、何も言えないのだから。


仕方なく、工房のオヤジに証人になってもらった。そろそろ監禁されそうだ。

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