じゅうさん
たまに誤字を直しています。文字の打ち間違いがあったらスミマセン。
更新は主に夕方から、夜にかけてですので覗いていただけたら嬉しいです^^
悲しいことに、友達は増えなかった。お情けにライとテアーが構ってくれるので救われてはいるが。
報告したときのお母様の「大丈夫よ。ハナはいい子だから、きっと友達に恵まれるわ」と言う言葉が忘れられない。ごめんなさい、ハナはこれから良い子になります、と土下座したくなった。
いいんだ。少数精鋭にするのだ。
ある昼休み。
「私は、お母様のようなヒーラーになるわ。光魔法の才能があるのですって。測定してもらったの」
テアーが胸をそらして、私とライに宣言していた。羨ましいかぎりだ。
初めて知ったけど、属性を調べられるモノがあるらしい。うーん、女性もヒーラーになれるようだし、この世界は実力主義なのだろうか。
「すごいね。僕は、剣を習っているけど魔法は無属性しか使えないかも。母上は魔力がない人だから」
「あら、それならお父様は魔力持ちですの?」
テアーが可愛らしく小首をかしげる。
「うん。父上は強い魔力を持ってるよ。でも、僕は魔力が微量しかないみたい」
じゃあ、私も……ずっと無属性しか使えないのか。
きっとお父様と違って才能がないのだろう。ものの好きこそ上手なれで、どうにかなればいいのに。
せっかく魔法がある世界に生まれたのだから、無属性を極められないかな。
頭を悩ませていると、テアーとライがコチラを見ていることに気づく。
「ハナは、どうなんですの?」
どうとは?
私が首を傾げるとライが真っ直ぐな目で見つめてくる。
「魔力あるの?」
「うーん、あるにはあるのかも」
曖昧に濁すと、テアーは眉をひそめた。
「あるですか? ないのですか?」
「うーん」
「内緒ですの? 話せない訳でもおあり?」
まあ、ここからバレる恐れはないだろうけど、お父様に魔法を禁止されてるからテアーには言いにくいな。
「まだ測ったことがないから」
真実だけを話す。
「あら? では、測ればいいのですわ。この学園にも置いてあるでしょうし、先生に言えば測らせてもらえますわ」
え? 測定器かりるの?
私の衝撃が伝わってないのか、テアーがとんでもないことを言い出す。
「もし魔力が高ければ、それだけでも素晴らしいことですし、上手く行けば将来、王宮か神殿に召し抱えられるかもしれませんわよ」
そんなに重要なこと!?
「まあ、属性が光魔法なら優遇されることは間違いないですわね」
さらに胸をはるテアーに、涙目になりつつ説明をうながす。




