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じゅうに

入学式が終わり、 また先生に誘導されて三十人ぐらいの塊で移動。今いるメンバーがクラスメイトだろうと推測した。


今日は簡単な話と自己紹介で終わりだそうだ。


初々しいな、一年生。私はただ懐かしい。


「では、右側の列から自己紹介。後ろまで終わったら、次は二番目の列ね」


ここまでは、前世とかわらない。


入学式のときのまま、切り取ったように同じ席順なのでライは横。テアーは、後ろのどこかだ。


自己紹介は、無難に済ませた。貴族しか家名をもたないので、名前だけでいい。「ハナです。よろしくお願いします」だけで済む。


家名は、名乗りたい人だけ名乗ればいい、と思っていたらテアーはしっかり「テアー・ビカンタです。お願いします」と言っていた。裏切りモノー!


ちなみにライも家名はなし。貴族しか、家名はないんだから言わなくていいのさ、と開き直るしかない。


先生の話が終わると解散。


帰ろうが何しようが自由だけど、ここで友達を増やしておかないと後々、不安におののくことになる。


もう、本当アレだ。人生世知辛い。


話しかけてくれる人がいない。どんどんグループが決まっていく。


ライ……は、誰かに話しかけられてる。テアーは……もうグループの中心メンバーになってる。


え……まさか孤立?


…………………………イヤダー! そんなのはイヤダー!


キョロキョロと周りを見渡す。


よく見ると、いるね同志が。


素早く移動して、すかさず近くにいた女の子の腕を掴む。


「友達になろう!」


あっ、引かれた。


……もういいや。孤高の一匹狼になろう。


いいさ、友達を作るのだけが人生のイベントではない。重要だけどね。


家路へ着くため、真新しいカバンを持つ。


教室を出るために、一歩外へと踏み出すとため息をついた。


家に帰って、また魔法でも練習しよう。


古語は覚えたのだから、次は上級魔法、その次は最上級の魔法を覚えるだけだ。


後は古い本でも探して読んで、まだ初級も使えないから、いっそ無属性でも極めようか。


我が家は、ペンの開発で少し儲けたみたいだから宝石でもねだってみようかな。もらうなら、魔力を貯める効果のあるものか増幅のモノがいいな。ははは。

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