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シル・ストア~第0部 風の生まれるところ  作者:


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07_バイク

「バイクについて知りたい?」

佳澄の要望に寛は首を傾げた。

「うん、昨日見たアニメに影響されたみたい。」

「向こうに装甲車?だっけ、車はあるんだよね。」

「うん。ただ、大災害?の後、ジーンのいるところでは殆ど使わてないみたい。」

「なんで?」

「聞いた話だと大災害後にモンスターに襲われて大半は破壊されたんだって。」

「でもジーンがお世話になっているところでは使っているんだよね?」

「うん。なんでもジーンがお世話になっているところは車を作る技術があって、色々面倒だから今ジーンが居る村に引っ込んだったて。」

「シル・ヤーレだっけ?森の中の村なんだよね?」

「そう、わざと道を作らず、余計な人達が来れないようにしているって。」

「えっ?街に行くときどうしているの?」

「身体強化を使って歩く?走っている。」

「荷物は?・・・て収納をあるんだったね。」


ハーレン大陸を襲った大災害から70年、直後に起こった魔王やモンスターによる破壊活動で大半の街が滅び技術が失われた。

車もその一つで生産拠点だった多くの街や村が廃墟となり、そこで作られた車の大半は破壊されている。

しかしながら破壊されない車もあった。

それはモンスタートレインによって廃墟となり、現在復興が進んでいるトライオッドで作られ使われている車たち。

ここと神聖帝国で作られている車はモンスターによる破壊を免れている。

今ハーレン大陸で新しい車は神聖帝国で作られたものだけ。

その上、神聖帝国では輸出を制限しているので殆ど外に出回らない。

神聖帝国から密輸、盗難車が偶にあるが、それらは非常に高価な上に使い勝手があまり良くない。


そんな中、シル・ストアの元の代表であるゼンはトライオッドで使われていた車を作る技術を受け継いでいた。

彼は自分達のクラン用に幾つもの装甲車を作成し、カスタマイズしている。

それを見た車を求める人達が大勢押しかけてきてそれを嫌って何でも屋を引退、シル・ヤーレに引っ込んだ。

後を継いだ息子のガイは整備は出来るが作れないということにして依頼は受けない。

※実際は作れるが面倒なので黙っている。

最近になってゼンに弟子入りして制作技術を学んだ技術者がヤーレの工房を持ち生産を開始した。

その工房では予約が殺到し、数年待ちの状態となっている。


隠居して表舞台から姿を消したゼンだが知識欲技術欲は旺盛である。

昨日見た夢では夢の話を聞いてバイクに興味を持ち、ジーンは質問攻めにあっていた。

「バイクっね。道が整備されている訳じゃないからレース仕様よりオフロードの方がいいんだろうね。」

「自転車も使ってないからマウンテンバイクも良いかも。」

「調べるのは図書館?それより実物を見に行った方が喜ぶかも。」

そう言って二人は繁華街のバイクや自転車屋に出掛けることにした。


バイク屋で店員の話を聞く。

「まだ早いって。」

「欲しいのは従兄です。僻地にいるんで情報が無くてお話を聞かせて貰えませんか?」

「仕方ないなあ。どういうところで使うんだ?」

渋る店員に聞き上手な寛は巧みに会話引き出していた。

佳澄はその横で会話を聞きながら傍のバイクの整備を見学している。

粗方話を聞いた後、自転車屋に移動した。


その日の夢で佳澄はジーンに思い切り感謝される。

その後ヤーレのラインナップに2輪車が追加され各地に広まっていくことになった。

閲覧、有難うございます。


ジーンのいるところでは多くの技術が来訪者からもたらされていますが大災害で失われました。

またやってきた来訪者達も自分達の世界の技術は知っていてもどうやって作られたかを知らず大半を再現できていません。

その点、ジーンは佳澄に調べて貰うことで多くの技術の復活や開発に繋げています。

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