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シル・ストア~第0部 風の生まれるところ  作者:
第1章 始まり

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20/23

20_見た目の問題:ジーン10歳

15歳となりDランクになったムードは余所を経験させる為、暫くレナ・カサルに行くことになった。

デ・カサルの叔父が代表を務める(シル)(サーレ)に1年程所属することになる。

別のクランとはいえ元々はシル・ストアのメンバーが主体であり今でもそこそこに交流がある。

そう問題は無いだろうと思っていたら用があって戻ったムードの機嫌が滅茶苦茶悪かった。


「兄さん、どうしたの?」

レノンの言葉にムードは不愉快そうに口を開いた。

「・・・お前も向こうに再来年には行くだろうから覚悟しておけよ・・・」

頭に?マークを浮かべる二人。

そこで頼まれものを持ってきたゼンがやってきた。

「向こうは相変わらずが?」

「叔父さん曰くこれでも相当マシになったという話です。」

「そうだろうなあ。」

今デ・カサルで暮らしているのはマーデを中心とするレナ・カサルというよりハーレン寄りの人達である。

なのでハーレンの人間は寿命が長く若々しいことにはマーデの住人よりは多少の理解はある。

しかし、元々アナ・ヤーレから来た住人が作った都市で、今もアナ・バーンの住人である山の民やその他の辺境民達と交流の深いヤーレとはその辺の理解度が違う。

3人の中ではそれなり身長のあるムードと言えど向こうの住人からすると12歳位の子供にしか見えないのだ。

お子様扱いされ、体格の良いあちらの何でも屋達に馬鹿にされ相当不愉快な思いをしていたらしい。

「それで?どうした?」

ゼンの問い掛けにムードはむっすりとした表情で答える。

「全員実力で黙らせました。」

だろうなとゼンは笑った。


「どういう事?」

レノンの問いにゼンはシル・ヤーレの方を指差した。

「お前達もジュード達を見て気が付いているだろう。」

「ジュードとマイクですか?」

ジュードは村で暮らすヘルドックのリーダーだが体格は他の仲間と比べると小柄だ。

マイクと比べると半分位の大きさしかない。

ジュードは温厚で滅多に喧嘩はしないがそれでも時々起こるワンプロで負けたところを見たことが無い。

「ああ、ヘルドックもヘルバードも強くて賢い奴ほど小柄だ。」

「人も同じだと言うことですか。」

「ああ。ヤーレじゃそれがよく知られているからお前達を見ても侮るものはいない。

が、向こうはそうじゃないということだよ。」

「ええ、話に聞いてはいたけど・・・」

「あれでもゼ・ドナやアレストリアと比べればまだマシな方だ。」

「アレストリアもですか?」

「ああ、あそこはハーレンにあるが住人の殆どはレナ・カサルから来た人間だからな。」

「・・・」

「まあ、レノンもジーンも当面は行かせる予定はないから安心しろ。」

そう言って二人の頭を撫ぜる。

子供扱いに頬を膨らませた二人に笑いかけ、ゼンはガイの居るところへ歩いていった。


閲覧、有難うございます。

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