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シル・ストア~第0部 風の生まれるところ  作者:


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02_習い事

5歳を過ぎてからジーンは本格的に体を鍛えるようになってきた。

勿論子供に合わせた鍛錬だが今まで留守番だった狩りにも同行できるようになり行動範囲が広がっている。

それを受けて佳澄も習い事をしたいと言い出した。

その結果、休日に両親は体操教室などに連れて行ったのだが・・・

何か違うと言って佳澄は首を横に振る。

「どういうことをしたいんだ?」

その問いにジーンがやっているようなことをしたいというと

「うーん、ボーイスカウトとかガールスカウトとかあるけど・・・」

「多分佳澄がしたいこととは違うよね・・・」

「もう少し経てばそれに近いことを出来るかもしれないけれど。」

佳澄御年5歳、この年でサバイバル訓練をさせてくれるようなところは流石にない・・・

両親は頭を抱え、寛は苦笑い。

それなら山でキャンプでも思ってアウトドア関連を調べ始めた。


それそれとして体を動かすこと鍛えることが出来そうな場所を調べていたら

「友達が柔道を習っているんでそこに見学をしに行って良い?」

寛の言葉に父は聞く。

「武道か、佳澄は興味あるか?」

「ちょっと。見てみたい。」

「友達曰く、そこの名物合宿が夏にあって・・・」

参加は高校生以上だが夏に知り合いの村で半自給の強化合宿をするそうだ。

「何それ面白そう!」

佳澄の言葉に父と3人で休日に行ってみた。


その道場は家から佳澄の足で10分、一人では難しいが寛と一緒なら通えないことも無い場所にあった。

道場主は柔道だけでなく剣道や合気道、空手も教えていて、何故か猟師の資格も持っていた。

強化合宿時には猟銃片手に猪退治しているらしい。

彼は佳澄の質問にご機嫌で自分で狩った獲物を使った鍋の美味しさを熱弁していた。

さらに時々警察の依頼で護身術の講義もしているとのこと。

そんなこんなで意気投合した佳澄は兄と一緒にここに通うことにした。

それを見ていた寛の友人は・・・

「お前の妹、大丈夫か?師匠とあそこまで意気投合しているの見たことない」

と引いていた。


道場に通い始めて3か月、すっかり武道に嵌った佳澄に両親は危機感を抱いた。

「このままでは娘が脳筋野性児になる!」

ここで同じように道場に通っている息子についてはそういう心配をしていない。

何故なら既に師匠と一緒に暴走しがちな佳澄のストッパーとして寛は大いに活躍しているからだ。

佳澄は寛の言葉なら大人しく聞く。

納得できなければ反論するが無視はしない。

理解すればその言葉にきちんと従う。

寛は若干8歳にして理論武装と交渉術のスキルをマスターしようとしていた。


「習い事を増やすか?」

集めた幼児教育のパンフレット、ピアノや音楽教室に佳澄は興味を示していない。

耳は良いし音感も悪くないのだが楽しいとは思っていないようだった。

幼稚園のお遊戯も義務でやっている感がありありである。

「将来を考えて英語会話・・・でも佳澄は既に英語殆ど覚えているよ?」

スキルアップのために父が始めたラジオ口座、一緒に聞いていた佳澄は既にマスターしている。

英検1級の模擬試験も内容を説明すれば父より成績が良い位だ。

幼児教室で習う様な英語に興味を持つとは思えない。

「となると算盤か?」

「計算は出来るようになった方が良いね。」

試しに佳澄に勧めてみると最初は興味無さそうだったがやっている内に面白くなったらしい。

そこにも素直に通うようになった。

「これで脳筋化は避けられる。」

そう胸をなでおろす両親の姿を見て寛は苦笑いしてる。

閲覧、有難うございます。


算盤教室には寛や悟も通っています。

お陰で3人とも暗算が得意で正確。算数や数学で良い成績を取ってます。

寛は大学で飲み会幹事に何かと抜擢されることになります。

キャンプの方は制限が多すぎて楽しめずアウトドアからは足を洗いました。

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