第二話 始まりを告げる、非日常な日々
「おはよう絡斗君。」
「ん?ああ...おはよう。」
朝、いきなり声をかけてきたのはこの前に言っていた俺の唯一の親友である園崎雄二だった。彼は、金髪で爽やかクールイケメンという言葉がピッタリないかにも陽キャって感じの人物だ。だが、内面は意外とやさしくて面白い人物である。ちなみに誕生日は9月18日、血液型はA型だ。姉と妹がいる。
「今日から新しいクラスで楽しみだね。」
「ああ、俺としてはいつも通り平穏に暮らしたいがな、、」
彼もまた俺と同じ「魔法科」に進学している。
他愛のないことを話しているとチャイムが鳴り、担任と思わしき人物が入ってきた。
「席に着け。」
そう彼女は一言発した。
「今日から、ここ「魔法科」Aクラスの担任を務めることとなった。幸崎神奈だ。本日からよろしく頼むぞ。」
男口調のような強い言葉で名乗った幸崎先生は茶髪で頭の後ろで一つ縛りにしている、いわゆるポニーテールという髪型をしており、スーツを着こなしている中々威厳のある先生だった。
「本日は、これから学ぶ事柄について大まかに説明をして午前中で解散してもらう。」
そう幸崎先生は言い、約30分の間、これからの授業内容などについて説明していた。
要約するとこうだ。
まずは、俺たちの「魔法適性」をはかるというものらしい。特別な「魔道具」と呼ばれるものを使い、どの属性の魔法にどれくらい適正があるかを大まかに確認するというものだ。それにより、今後の個別授業の内容が変わるという。それが終わったあとは、すぐに「魔法」についての授業に入るという。
「我々は「魔物」と呼ばれる人間に仇なす存在の討伐、つまるところ消滅させることが目的となる。」
「魔物」それは知能を持たないと言われる化け物のようなものだ。俺たち能力者の目的はそういった人間に危害を及ぼすものを倒すことだと言われてきている。
幸崎先生の言う通り、今後の説明だけがされ、午前中で解散となった。そして帰ろうと支度をしていると、
「今日は僕の家に来て一緒にゲームをやらない?」
雄二がそう誘ってきた。
「お、久々にいいね、お邪魔させてもらうよ。」
俺はそう返事をし、2人で一緒に帰路についた。
「お、絡斗君いらっしゃ〜い。」
「優奈さん、こんにちは。お邪魔します。」
いかにも気が抜けているような声で話しかけてきたのは雄二の姉、優奈さんだった。どんなことにもやる気がないようなだら〜っとしている雰囲気を常にまとっている。こう見えても能力者である。
それから俺は雄二の部屋で一緒にゲームをして夕方まで過ごしていた。
「それじゃあばいばい、絡斗君。」
「おう、また明日な雄二。」
雄二の家を出て、1人で家まで帰ろうと歩いていたところ、
「ん?なんか今人影が見えたな。」
路地裏のような狭い通路の奥に人影が見えた気がした。俺は少し興味本位で追ってみようとしてしまった。
ーーーおそらくそれが間違いだった。
「っー!!?」
誰かに刺された!?幸いこちとら能力者なんだよ!と言い返そうとするもどこにも気配を感じない。
「これ、能力か!?」
意外にも自分を刺した人物も能力者だったのかもしれない。ーーー不覚をとった。昔はこのようなこと問題なかったのだが、平穏が続いていたため油断してしまっていた。
「やばい、これは本気でやばいかもしれないッ、、」
血がだらだらと流れ出してくる。「治癒魔法」を使えばすぐに治まるのに、その「治癒魔法」が効果を発揮していない。視界が暗く染っていくその耳元で声がした。
「ーーーーーー見つけたよ。ラクト。」
どうも生贄さんです。ここ後書きでは本編で登場した新キャラのうち本文の中で説明がなかった人物を説明する欄にしようかなと思います。それでは始めていきます。
幸崎神奈
24歳で誕生日は12月12日、血液型はO型。能力者
園崎優奈
20歳で誕生日は6月13日、血液型はAB型。能力者
金髪ロングでスタイルのいい体をしており、雄二の姉でもある。
能力の内容についても今後詳しく説明を加えていきたいと思います。
また、次回から本編突入のような感じですので、1つ1つがかなり長くなります。今回までは1つ約1300文字程度でしたが、次回から約4000文字を目安に投稿していきます。




