表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
真っ赤な車  作者: ツヨシ
2/9

あれほど嫌がったのでついて来ないかと思っていた峰元も、いつの間にか集団の最後尾を歩いていた。


ほどなくして話題の家についた。


少し離れたところは商業地と飲み屋街で、この辺りは住宅地のはずなのだが、公園と神社に挟まれた細い道の奥にあり、周りに民家は一軒もなかった。


家の右側が公園で、左側と後ろが神社の所有地。


そして正面が道だった。


「すごいところにあるなあ」


そう言ったのは一人だが、みなが同じことを思ったものだ。


「じゃあさっそく探索しますか」


沖田がそう言い、玄関に向かった。


さすがに懐中電灯は用意していなかったので、スマホをその代用品にしていた。


みなもそれに習った。


そして玄関を開けようとしたが、当然のことながら鍵がかかっていた。


しかしこういった場所では羽目を外す輩は珍しくないようで、窓ガラスがいくつも割られていた。


そこから中に入れなくもないのだが、俺を含めた全員が、何故かそれを躊躇った。


どうしてなのかは俺自身にもわからなかったが。


「おい、こっち来てみろよ」


相場の声だ。


声のほうへと向かうと何故か車庫のシャッターが開いたままで、中に一台の車があった。


いかにもファミリーカーといった感じの普通車だったが、その色は派手な赤で、その点はその辺のファミリーカーとは違う印象を受けた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ