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方舟物語  作者: 狛ノ上緒都
方舟物語・第十三章
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4


「ねぇ紫ちゃん。今の馬車の檻、見た?」


レイルは通りすぎた馬車が気になるのかまだ後ろを向いている。

好奇心がそそられるのか、それでも馬車はレイルの意に反して動き出す。


「ええ。大きな檻でしたね、動物の鳴き声も聞こえましたし。それが何か?」


「鳴き声したよね、なんだぜ」


レイルが何を言いたいのかわからず、意図の読めない質問に首を縦に振るしかなかった。


「ねぇクロスケ。

あの馬車尾行してほしいんだぜ、クロスケなら気配隠すことも気配辿ることも得意でしょ、なんだぜ」


「ただでさえめんどくさそうな事なのにさらに巻き込ませるか?

自分で行ってこいよ。

あの檻の中気になるんだろ」


コクはまるで檻の中身に気づいているような口振りだった。

レイルがぐぅとうめき声をあげるとヘアピンを取り出し、それをアルカナロッドに変えた。


「じゃーちょっと行ってくるぜ、何かあったら法弾打ち上げるんだぜ」


レイルはそういい残してふわりと飛び差ってしまった。

どんどん高くなるその背を見ながらノアはぽつりと呟く。


「レイルさん、大丈夫でしょうか」


「問題ないだろう。

奴は頭の回転も早く弱い訳でもない。何か無謀だと判断すればいった通りの事をするだろう」


ハクは振り返ることなくそう言った。


「俺はめんどくせーからパスしたけど、人数的にレイルならどうとでもなるだろ」


「コクさん、何か知ってるんですか?」


振り返ることなくそう呟くコクに、ノアは怪訝そうな視線を送った。



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