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方舟物語  作者: 狛ノ上緒都
方舟物語・第十二章
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4


ハコブネを出して、その皮膚を斬り裂いた。

──はずだった。


「硬い……っ!」


まるで巨大な岩石を斬りつけたかのように硬く、浅く傷はつけられたが、ハコブネが負けてしまうのではないかと思うほど岩乗なものだった。


「シロちゃん交代!今足を失う訳にはいかないからオイラが馬車避難させるぜ!」


「ああ、頼んだ!」


ハクが手綱から手を離して馬車から飛び降りた。

コクも馬車を飛び降り、荷台にレイルだけを乗せた馬車は、未だ恐怖に駆り立てられているのか馬が勝手に動き出した。


レイルはアルカナロッドで飛び上がり、御者台に乗って馬を制御する。


「それじゃ任せたぜー!」


レイルの声が背に届く。

各位はインウィディアを見据えて斬りかかる。


「はぁっ!!」


ノアが渾身の力をこめてその皮膚を斬りつける。

だがそれでも少しの切り傷をつくる程度で、逆にノアの手にはびりびりと衝撃が走る。


「ノアっ!下がれ!」


後方でハクの声が耳に届き、言われるままに飛びすさり、ハクの後ろまで下がる。


「蒼龍式剣術……──爆砕!!」


ハクは一気に前に出ると、斬撃ではなく穿つ様な柄殴りをインウィディアの胴体へと叩き込む。

あたりに衝撃が走り、巨大な蛇は初めてもがくような苦しむ様を見せた。


「巻き込まれんなよ!!」


その一撃に重ねる様にコクのシロガネによる刀の軍勢が一気に向かう。

ハクは直ぐに気づいて避けるが、インウィディアは避けることなくその刀達を見据えた。



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