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方舟物語  作者: 狛ノ上緒都
方舟物語・第十二章
87/167

3


シロガネの影はコクに命じられるがまま吸い込まれる様に巨大な蛇へと向かって行く。


「せーのっ、どーん!」


レイルも続けて法弾を発射する。

法弾とシロガネの影がインウィディアの顔に命中し、インウィディアは一瞬たじろいで見せたものの速度を落とすことは無かった。


「クロスケ、諦めず撃ち続けるぜ!」


「おう!へばんじゃねーぞ!」


後ろでコクとレイルが撃ち続ける。壊れそうなほどに車輪は勢いよく回り、数十分もの長さに感じられた数分の後。

遠方にようやく光が見える。


「ハクさん!見えました!」


「わかっている!」


早く早くと気持ちだけが急ぐ。

後ろから迫る恐怖に駆り立てられ、馬も後ろから何が来ているのかわかっているのか、荒い呼吸を漏らしながら必死に逃げる。


小さな光が少しずつ大きくなる。

その光に飛び込み、ようやく長い長い坑道を抜け出した。


光の中はとっくに夕暮れとなっており、広い広い草原に出る。

闇に包まれていた大蛇の姿も露になる。

まるで石のような皮膚に宝石のごとき緑の眼をしていた。


その身体には何本かのシロガネが浅く突き刺さっており、インウィディアは頭を振ってそれを振り払った。


ノアは松明を投げ捨て、マフラーに手をかける。


「コクさん、レイルさん!援護します!」


ノアは御者台から飛び降りて、一気にインウィディアへと距離をつめた。


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