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方舟物語  作者: 狛ノ上緒都
方舟物語・第十一章
83/167

6


用が済めばコクは馬達に水を飲ませに行ってしまった。


「手伝います」


「悪いな」


ノアは野菜を川で洗うハクの近くにしゃがみ、石を積んで簡単な釜を作る。

てきぱきと思い思いの作業を進めて行き、石は積み上がり小さな釜となる。


今度はハクの隣で野菜を洗い、皮を剥き始めた。

ニンジンやじゃがいもと言った食材を切って、鍋に入れていく。


「はーいただいまだぜー!」


「レイルさん、おかえりなさい」


レイルが戻ってくると、集めた薪を先ほどの釜にいれて火をつける。

そこに切った食材の入った鍋を置き、同様に水を入れる。


ぱちぱちと木々の弾ける音がして、食材を煮込んでいく。

ハクが馬車からパンや調味料を取り出して、調理を進めて行けば今日の昼食は完成だ。


「さ、できたぞ」


今日の昼食はスープにパン、干し肉といたってシンプルだが、その分スープには野菜がごろごろとたくさん入っていた。

皆が釜の周りに座り、青空の下で昼食を取る。


「コクさん、よろしければ馬車代わって頂けませんか?」


パンを頬張りながらノアが呟く。

コクは干し肉を噛み千切りながら肯定の意を表した──。


昼食と、ほんの少しの休息を終えてノア達は再び進み始める。

今度はコクが手綱を握り、その隣でノアが地図を広げた。

馬車は動き始め、小高い丘を登り始める。



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