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方舟物語  作者: 狛ノ上緒都
方舟物語・第十一章
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3


宿の前。

呼び込みの女性に挨拶を済ませ、用意された馬車に昨日用意した荷物を詰め込む。


ハクとレイルは荷台に乗り込み、今日はノアとコクが御者台に上がる。

ノアは女性に軽く会釈してから馬車を動かした。


人混みを避け、まずは朝食を買いにパン屋を探す。

キョロキョロと初めてくる街の中、注意深く町並みを注視しているとふわりとパンの焼ける香りに混じって、一軒のパン屋を見つけた。


「ちょっと行ってきますね」


「あ、俺いくわ。レイルがどんだけ食うかわかんねぇだろ」


ノアは、あぁと気の抜けた声を出してソフィアールでの夕食を思い出す。

レイルは山盛りのカレーを数秒で平らげ、さらにおかわりまでしていたのだ。


レイルと付き合いの浅いノアではレイルの腹がどれ程の大喰らいなのかまだまだ見当もつかない。


「それじゃ、行ってくるよっと」


コクはぴょんと御者台から飛び降りる。

ここはコクに任せ、ノアは馬車で待つことにした。


馬車で待つこと数分。

大きな紙袋を抱えてコクが戻ってくる。


「ただいまー、っと」


御者台に上がり、紙袋の中から手のひらに余る大きさの包みをノアに差し出す。


ノアがそれを受け取って中を確認すると、大きなサンドイッチだった。

ふんわりとパンの良い香りが鼻腔をくすぐる。


「ありがとうございます、コクさん」


「ん、おう。姉さんとレイルにも」



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