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「レイルよ、お主はまだ実年齢140のジジイであることを隠して若い者と遊んでおるそうじゃな」
その声はコクやハクにも聞こえたのだろう二人は信じられないと言った視線をレイルに注いでいた。
その反応は期待通りだったのか、ルルニアはけらけらと楽しそうに笑った。
「みゃールルニア様ー!!人が気にしてることをー!!」
レイルは猫の様にルルニアに向けて不満を漏らすが、その行動をコクとハクが肩をぐっとつかんで制止させる。
「レイルよう、話ちゃんと聞かせてもらおうか」
「ああ、わたしはお前のこと14と聞かされていたからな」
二人はギリギリと肩を握りしめて、そのまま引きずる様にしてレイルの家へとつれていく。
ノアはそれに苦笑を漏らしながら後を追った。
心配のあったレイルの家は焼けることなく綺麗に残っており、場面はレイルの家内へと切り替わる。
「どーーいうこったよレイル、140のジジイとかウソだろォ?」
家に入るなりコクはレイルの首に腕を回してぎりぎりと締め上げる。
遊びであるとわかっているのかレイルは大袈裟に苦しむふりをして見せた。
「ぐええぇ話すって話すってなんだぜぇ、ちょっとだけ訳あってごまかしてただけなんだぜ」
コクの腕から解放され、その場にいる面々はリビングのソファへと腰かける。
レイルのその神妙そうな面持ちに、ノア達はごくりと息を飲んだ。




