表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
方舟物語  作者: 狛ノ上緒都
方舟物語・第五章
40/167

6

「これが法獣。

出すのはややこしいしほとんど純粋な法力だから自分の法力が空っぽになる場合もあるんだぜ」


ウルラと呼ばれたコノハズクは、レイルの頭に止まったかと思うと自由気ままにふわふわと空を飛ぶ。


「多分、あのグレンデル?えーっと、レンレンでいいや。

あの人も、一体出すのに相当疲労あると思うぜ。

たぶん出せても二体が限界なんだぜ」


レイルはその言葉を体現するようにウルラを法力に戻した。それと同時に疲労のこもったため息を一つ漏らす。


「さ!お掃除の続きするんだぜ!

といいたいけど、シロちゃーん、お腹すいたから買い出し行ってきていーい?」


レイルは両手をぱんと叩いて場の空気の流れを変える。

レイルはいまだ鳴り続く腹を押さえて、ハクにせがむように問う。


「その場合私達は掃除当番だが、ところ構わず捨てるかも知れんぞ」


「本当に大事なものは別のとこにあるからへーきだぜ!じゃあ紫ちゃん!いこ!」


レイルはなんの前触れもなくノアの手を掴み、玄関へと走り出した。


「えっ!?わ、私!?ああああの!コクさんハクさん、お手伝い出来ずに申し訳ございません!」


ノアはレイルに引きずられるがままにそう言い残す。

彼女は台風に拐われるがごとく、慌ただしくレイルの家を出るのだった。彼女は冷たい記憶を引き起こされてもなお笑う。


グレンデルは0から悪意を増幅させることは出来ないと気づかぬまま。





第五章「冷たい記憶」終了

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ