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方舟物語  作者: 狛ノ上緒都
方舟物語・第四章
29/167

4

「姉さん!やるならやるっていってくれ!当てるとこだったろ!」


「お前ならば当てないだろう」


ハクはコクににやりと笑って見せる。

ハエは甲板に叩きつけられたまま動こうとはしなかった。


「はっ!!」


ノアが駈け、巨大なハエを流れるような動きで斬り着けた。

ハエは段々動かなくなり、ノア達は勝機が見えたとばかりに斬撃を浴びせる。


再生する余裕も与えないまま斬りつけていると、ついに巨大なハエは動かなくなった。


三人ははぁはぁと荒い呼吸の繰り返す。

緊張の糸が途切れ、その場にへたりこんだ。


「あー、くっそ。さすがに法力切れだ……疲れた……」


コクが呟きシロガネはリボン状に戻る。

二人ももう用はないとそれぞれの法具をマフラーに、リボンに戻した。


「コクさんお疲れ様です……。あの魔物、一体なんなのでしょう……」


ノアが魔物である巨大なハエを見据えて呟いた。すると、事切れたとばかりに思っていた巨大なハエがぴくりと動き出した。


口を大きく開け、液酸弾を放とうとノア達にその口を向けていた。


「コクさん!ハクさん!」


先に気づいたノアが二人を守ろうと、二人を庇う。

ぎゅっと二人を抱きしめ、襲い来るであろう液酸に、ノアは覚悟したように目を瞑る。


「おい、ノア!はなせ!このままだとアンタが……!」



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