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方舟物語  作者: 狛ノ上緒都
方舟物語・第四章
28/167

3

「シロガネ!!」


コクは先ほどよりも高密度の小太刀の壁を作る。液酸弾を防ぎ、そしてカウンターとばかりに顕現させたシロガネを巨大なハエに向けて撃ち出した。


「少し借りるぞ」


ハクは射出されたシロガネの影を追う様に走り出した。

船の手すり部分に飛び乗り、そのまま駈ける。


大きく飛び上がり、海に落ちてしまうのではないかと思わせたが、ハクはシロガネの影を足場にどんどん空高く登っていく。


「追い付いたぞ……!」


ハクは刀の上をウサギの様に飛びはね、巨大なハエに触れられるほどすぐ近くまで迫り、にやりと不敵な笑みをこぼした。


ハクは一度法具クロガネをリボン状に戻し、再びクロガネを刀へと変化させる。

鞘に収まった状態で現れ、ハクは刀に手を添えた。


「蒼龍式剣術……」


ハクはぽつりと呟き、勢い良く刀を抜刀した。


「一閃!!」


剣閃が残るほどの抜刀術に、巨大なハエの身体は大きなキズを残す。


巨大なハエは羽ばたく事をやめると勢い良く落下し、甲板に叩きつけられた。

巨大なハエはビクビクと身体を痙攣させている。


「シロガネ、行け!」


上空めがけて射出されたシロガネの影はくるりと方向転換し、雨となって巨大なハエに降り注ぐ。

巨大なハエは声すらあげなかった。


ハクは空中でくるりと回転すると、無様に落下した巨大なハエと違い、ハクは無事甲板に足を着けた。



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