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方舟物語  作者: 狛ノ上緒都
方舟物語・第一章
14/167

9

ルクスリアは痛みに悶える様な声をあげ、怒り狂うように身体を大きく回転させた。

家屋を瓦礫と化させ、瓦礫もろとも嵐のように暴れる。


ルクスリアの振り回した毒尾はすぐ側まで迫っていた。


「シロガネ!」


コクが防御しようとシロガネの壁を展開させる。

だがその壁ごと、ルクスリアは毒尾を振るって弾き飛ばした。


「ぐっ!」


「きゃあっ!」


二人は嵐に巻き込まれ、その身体は宙に浮いて壁に、石畳に叩きつけられる。


「う、コクさん……!ご無事ですか……?」


「なんとかなぁ……」


コクは瓦礫の山の上で、苦痛に顔を歪めているがひらりと手を振る。

ノアは石畳に倒れ、全身がずきずきと苦痛により悲鳴をあげていた


「ルクスリア!忌々しい、"ハコブネの所有者"を狙え!」


ローブの人間がそう命令を下すと、ルクスリアは迷うことなくまっすぐにノアへと迫り来る。

瓦礫を容易く踏み潰し、巻き込まれれば一貫の終わりだと悟らせる。


ノアは石畳の上に倒れたままで動けそうにもない。

襲いかかるルクスリアに、ぎゅっと目を閉じるしか無かった。


「させるかよ!!」


コクはそれを阻止しようと、シロガネの影をルクスリアに向けて撃ち出す。

それはルクスリアの顔に深々と突き刺さり、ルクスリアは大きく仰け反った。


ノアはその隙に素早く起き上がり、ルクスリアから距離を取る。


「コクさん!ありがとうございます!」


「礼は良い!なんとかしてコイツを狩るぞ!」



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