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ルクスリアは痛みに悶える様な声をあげ、怒り狂うように身体を大きく回転させた。
家屋を瓦礫と化させ、瓦礫もろとも嵐のように暴れる。
ルクスリアの振り回した毒尾はすぐ側まで迫っていた。
「シロガネ!」
コクが防御しようとシロガネの壁を展開させる。
だがその壁ごと、ルクスリアは毒尾を振るって弾き飛ばした。
「ぐっ!」
「きゃあっ!」
二人は嵐に巻き込まれ、その身体は宙に浮いて壁に、石畳に叩きつけられる。
「う、コクさん……!ご無事ですか……?」
「なんとかなぁ……」
コクは瓦礫の山の上で、苦痛に顔を歪めているがひらりと手を振る。
ノアは石畳に倒れ、全身がずきずきと苦痛により悲鳴をあげていた
「ルクスリア!忌々しい、"ハコブネの所有者"を狙え!」
ローブの人間がそう命令を下すと、ルクスリアは迷うことなくまっすぐにノアへと迫り来る。
瓦礫を容易く踏み潰し、巻き込まれれば一貫の終わりだと悟らせる。
ノアは石畳の上に倒れたままで動けそうにもない。
襲いかかるルクスリアに、ぎゅっと目を閉じるしか無かった。
「させるかよ!!」
コクはそれを阻止しようと、シロガネの影をルクスリアに向けて撃ち出す。
それはルクスリアの顔に深々と突き刺さり、ルクスリアは大きく仰け反った。
ノアはその隙に素早く起き上がり、ルクスリアから距離を取る。
「コクさん!ありがとうございます!」
「礼は良い!なんとかしてコイツを狩るぞ!」




