砂の奥へ
掲載日:2017/07/18
よろしくお願いします
私の小さな足が深く沈む
カラカラに乾いた砂の奥へと
多すぎる仲間を守るのは大変だけれども、私は誰も失いたくない
こっくり、こっくりと、誘われる人達はやがて動きを止める
おいで、おいで、とあやさないと、私を思い出してくれないの
大きな人に助けを頼んで、皆を案内するように言うけど、
おおきな人も最後には止まってしまう
誰もきっと逃れられない
カラカラの砂の中に
カラカラの砂の奥へ
ふとして周りを見渡せば、誰も動いていない
それは彼らがそう望んだからなのか
それとも意地悪な砂のせいなのか
私の知っている仲間でなくなってしまうなら
いっそのことどこかへ逃げてしまおうと、私は水色のプールサイドを走った
近寄らないで、手をかけないで
プールの淵に追い詰められた私は、青い底へと突き落とされた
青く青く染まってしまっても、私はもがき続ける
青い青い砂は私の周りを埋め尽くしていた
ありがとうございました




