奴隷少女ルル2
2で終わらせようと思ったら長くなってしまったので分割しました。なのでいつもより短いです。
俺のためにアルテギア王国が用意した服の一着を取り出し、物質変換で生地をトゥルトゥルにし形状を変化させ、アニメで見たブラジャーを思い出しながら変換してく、出来上がったのは貧乳キャラが着けている三角の水着みたいになってしまった。で下は紐パンそれを三着制作した。下着の布をサテン生地みたいにツルツルした感じになった。美少女にトゥルトゥルおぱんちゅのコラボレーション破壊力抜群だ。是非ご主人様権限で穿いたルルのおけちゅに顔面スリスリしてトゥルトゥル感とおけちゅの感触を楽しもう。
完成したし寝るか。ルルにベッドを使わせてるため、俺はソファーで寝ることにした。
奴隷とご主人様の関係なれど一緒に寝る勇気がなかったからだ。ただの口だけのチキンである。
★☆★
少女の声が部屋中に響く。
「お義兄様なんでよりにもよって混ざり者なんて購入を許したんですか。ただでさえ私は奴隷を購入することに反対でしたのに、しかも毎日穢されて性病にも掛かってる混ざり者なんてあの時、断固反対するべきでしたわ」
「リリアナ様、リオ様はこの世界の常識をまだいまいち把握しきれてないこともありますが、それ以前にリオ様が住んでいたところには差別や争いがなく平和な国だったとおっしゃられており、きっとあの者を助けてあげたかったのだと思います。リオ様はここにきてから不満や愚痴など溢さず頑張ってこられました。
それにこの子じゃないと嫌だなんて頑なに言われて断れませんでした。情け無い話、僕に勇者いや、英雄にたる力さえあれば勇者召喚などせずこの世界と無関係なリオ様を巻き込まずに済んだのです。だから僕はなるべくリオ様のご意志に添えれるように力になりたい」
アレックスの真剣な表情にリリアナはハァと溜息をつく。
「朝、混ざり者の奴隷に聖魔法で治療します。認めたわけではありませんが我々に力がなくてリオ様を巻き込んだことは否めませんし、私もリオ様の意志を尊重したいと思っておりますわ」
「ありがとうリリアナ」
「都合のいいときだけ様付けですもんお義兄様は」
二人はふって吹き出して笑顔を零した。
「ではお義父さんに報告してきます」
アレックスはリリアナの部屋を後にし、国王にどう報告するか悩んだのであった。
★☆★
ドンドンドン
「リオ様起きてますか?」
ドンドンドンドン
扉を叩く音が徐々に大きくなっていく。
ルルがその音で起き、ベッドから降りる。
何故、自分がこんな柔らかいところで寝ていたのか、そしてソファーに寝ているリオを見つけて普通は逆じゃないか、むしろ奴隷は小屋よりお粗末なところの床で寝るのが常識なのにと思う。
それと同時に今までリオが裕福に暮らしてきたのだと思うとそれだけで苦虫を噛み潰した表情になった。
「……リオ様……リオ様起きてください」
恐る恐るリオの身体に触り揺らしてみるが起きない。
仕方ないのでドアを叩く音のする方に向かう途中で気付いた。
昨日まで歩くだけで激痛が走った下腹部の痛みがないのだ。
そして体調も今まで感じたことがないくらい好調だった。
殴られて見辛かった視界が今まで通りだったので顔も触ってみるが痛みがない。
戸惑いながらもドアに手をかける。
「……はい」
開けた先にいたのは自分とは似つかない美しい髪に透き通るような綺麗な瞳
そして煌びやかなドレスを身に纏い、
昨日自分を見て固まった人であった。
対称的な存在のリリアナと自分を照らし合せて惨めな気分になる。
この美しい少女が呼んでいた名前は自分ではなく、ルルを買ってくれた主人の名を呼んでいた。
「……奥で寝ています」
リリアナはこの奴隷の娘を見て驚愕する。
昨日見たときは顔が腫れ瘦せこけ、まともに歩けないぐらい衰弱していたのに、目の前の奴隷の娘は顔に傷一つついてなく、多少痩せてはいるが健康そのものであったからだ。
下のほうをみるとリリアナはムッとする。
奴隷の服の下にはシミがあったからだ。まるでオネショでもしたかのようなシミが。
リリアナはだから奴隷は嫌なんですわと心の中で思いながら溜息をつき「お家に上がらせていただきますわ」と冷たく言い放つ。
ルルはリリアナが自分の下らへんを見て顔を顰めたのを見て下を見る。
するとシミがあった。それも盛大にやらかしてしまったと思われるシミだ。
この年でオネショしたのだと恥ずかしくて固まるルル。
「……服一着しかない」
今日この格好で新しい生活環境で一日過ごすということは一日中恥を晒し続けないといけないことだったから、自分が嫌いなルルはさらに自己嫌悪に陥った。