日本の文化は幼女を狂わせる。
三話目にブクマ一つありがとうございます。
今回は説明回ですね。
長くなったので二週間後だけで区切ったので文字が少ないからショートストーリーをぶち込みました。
二週間が過ぎた。
朝は剣術の稽古だ。魔力を木剣に流し、硬い鉄の塊に打ち込み、木剣が折れないようにする魔力操作の訓練が増えた。
強い力で流し込むと魔力消費量が増えるし、弱いと折れる。精密に尚且つ鋭く剣に流すとキレ味が増し、魔力を飛ばして遠くの相手を斬ったりすることができる。
「リオ様見ててくださいね」
アレックスの持っている剣が輝き剣を振ると光の斬撃が遠くに置いた鉄の塊を両断する。
俺はそれを見て光属性で練った魔力じゃね?と思ったがきっと本人が得意とする属性のほうがやりやすいんだきっとそうだと思った。
鉄の塊を木の剣で打ち込んだ。最初は木剣が折れまくったが今は折れずにキレ味を上げるように意識しながら打ち込みをしている。
硬い魔物に攻撃すると剣が折れるからこの訓練は必須だ。剣の欠けや折れは騎士の恥だとゴリラことゴウリーさんは語る。熟練者は硬い魔物を切っても欠けないとまたゴウリーさんは語る。
魔法の授業も増え、
『火、水、風、雷、土、光、闇』属性の適性がないため一切属性魔力を練ることができなくて攻撃魔法が使えなかった。
あの時の全属性不適正だったのが授業中判明した時の居たたまれたさと言ったらなんともいえなかった、なんかみんなの期待の眼差しが落胆に変わる瞬間を目撃したからね。
他にも聖属性や暗黒属性があり、聖属性は回復魔法が使え暗黒属性は呪いとかの類だそうだ。
そういえばリリアナが回復魔法俺に使ってくれたな。
この世界の魔法は何種類か有り、一つは魔法陣で発動する術式魔法。
火の魔法なら火属性の魔力を練りあげ指先に集中し魔法陣を完成させるそして魔法陣に火属性の魔力を込めれば使えるが先頭中にそんなことやってたらやられてしまうか邪魔されてしまうので
あらかじめ羊皮紙に属性魔力の塗料で描いた魔法陣を描いたスクロールを用意して使う。一度使うとスクロールが燃えるから大量に用意する必要がありそういうスクロール屋という店がある。
デメリットは魔法陣に動きが指定してあるので決められた動きしかできない。スクロールを用意しないといけないのと金がかかること。
次に詠唱魔法。
詠唱魔法は言葉に属性魔力を込め詠唱完了したら属性魔力を込めると発動する。
メリットは自由に魔法の動きをコントロールできること。
デメリットは術式魔法と比べて同じ魔法なのに少し威力が劣ること。
激しい動きをしながらの詠唱は熟練者じゃないと難しいらしい。
ちなみに創造魔法に分類される魔法は魔法陣や詠唱は必要なく頭で現象をイメージすることが大事。アルシェが教えてくれた。
夜になると魔法の練習兼、薬草いわゆるハーブ栽培に精を出している。
アルシェにもらった魔法の物質創造の物質変換の練習に丁度よかったからだ。
この世界の一般的ポーションは緑でドロドロしてて喉越し最悪で葉っぱ臭い。
騎士の詰所にゴウリーさんに連れてかれたときに発見し頼んで飲ましてもらったのだ。
そして止血と申し訳程度しか回復しないらしいし、試しに訓練で少し傷ついた腕に塗ってみたら激痛が走り、魔法の練習と品種改良をしようとアレックスにポーション作ってみたいと頼んで道具屋さんに来てもらいポーションの作成の仕方とポーションの材料の三種類の薬草を頼んで手に入れ栽培しだしたのだ。
一つは止血と回復作用がある『優の草』
二つ目は魔素を吸収して葉に魔力を帯びてる帯の草
三つ目は興奮作用のある倍胡座の草
である。
何故興奮作用のある薬草入れるのかと聞いたら興奮して痛みを少しでも飛ばす効果があるとのこと。
新婚さんはポーションをよく買いにくるのだとか。
まず物質変換で栄養のある土にし、
15個用意してもらったちっこい鉢に土を入れ種にまず甘い香りになれーと願いながら変換してみた優の草。
必要以上に物質変換をかけると育たないことがわかったので物に対して容量みたいなのがあることが判明した。
植えると三日で花が咲き、四日目で種が手に入る。
どうやらこの世界の植物は物凄く成長早い。
薬草が育ち種を採取したら、種は変換後に成長することがわかり、その種を物質変換してみたところ普通に育ったので種が出るたびに変換後の状態で変換できる容量が少しできることがわかり、繰り返してけばすごいポーションが作れそうだ。
そしてポーションに必要な魔力を微量に含む帯びの草も物質変換で品質向上させた。
とりあえず倍胡座の草も一つだけ育て種を採取し変換してまた植えで育った葉を齧ったらものすごく興奮した。やばかったあと少しでリリアナの部屋まで押しかけ仲良く異世界交流してしまうほどだった。
おかしいな、なぜか俺の勇者が勃ち上がらない。
物に全力変換してみたら変形したよ。いろいろ要領がわかってきた。
アルシェは俺の記憶の中にあるアニメと漫画にハマり、厨二病になってしまった。記憶を鮮明化したから完璧な状態で漫画とアニメを再生可能なのじゃとおっしゃられている。話しかけると「んほおおおおおお日本のアニメ凄過ぎるのじゃぁぁぁぁぁ」と錯乱しており、常に目が疼いて手も疼いて体全体が疼いてるぐらいの重症だった。
日本の文化は人を狂わす力があるみたいだ。
一瞬で見ることもできるらしいが暇だから一話ずつ見るのだとさ。
一刻も早く昔のアルシェに戻ってくれることを願いつつ俺は魔法のおぱんちゅを拝むのだった。
こんにちショートストーリー2
俺は寝る前にいつものお祈りを捧げる。
ベッドの上に魔法のおぱんちゅを置き顔面ダイブ「はぁぁぁ今日もいい香りがする」
なぜかこのおぱんちゅは香りが色褪せることない常に温かく新鮮な状態を保ってるのだった。
ふえええ勢い余ってヨダレが垂れる。やばっと思い拭こうとするがまるでヨダレがおぱんちゅに吸収されるてるんじゃないかというくらいの超吸収力を目撃しいつもと変わらないおぱんちゅだった。
俺は侍女の人達がいる部屋に行き、リリアナに教えてもらった言葉で「コウチャホシイ」とカタコトでお願いする。
部屋に戻り「リオ様熱いのでお気を付けください」
と言い侍女が部屋を後にした。
俺は机におぱんちゅを広げた。もうこの際染み付きおぱんちゅでもよかったのだ。
染み付きぱんちゅを望む一方新鮮なぱんちゅも味わいたいという矛盾した精神状態だった。
ドキドキしながら盛大にあっやっちゃった〜てへぐらいの勢いで垂らした。
じょばじょば音を立てておぱんちゅにかかるがおぱんちゅが紅茶を全部吸収する。
染みどころか紅茶の香りもしてないではないか。
「おお神よーー」
アルシェのいつでも新鮮なおぱんちゅを俺に提供してあげようという優しさが確かにそこには合ったのだ。