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幼女アルシェちゃんの導き

今年になってなろう小説にハマりラノベとかも読み漁ってます。

そして自分も書いてみたいと思いました。

至らない点ばかりですがよろしくお願いします。

基本的に三千〜五千文字以内に収めたいと思います。


 温かい それが心地良い温もりでほのかに甘い香りがする。

 俺は信じよう神の存在を。



 俺の名前は祭理音十七歳、自宅警備員、性格根暗ネットだとリア充気取り。

 死んだ今思えば最低な人生だった。

 中学生の時にネットゲームにハマり学校も行かず、ひたすらやりまくった充実した日々を過ごし、そして俺が何年も引きこもりでノイローゼになって病んだ母親にあんたを生むんじゃなかったと言われ包丁で刺された。

 俺がネトゲーにハマらずしっかり学校に行けばこうはならなかっただろう。

 幸せだった家庭を俺が壊してしまった感じだ。


 ネトゲにドン決まってから死ぬ間際まで家族と会話した記憶がない。

 俺は母さんを殺人犯にしてしまった罪悪感を抱えながら暗闇の中で後悔する。


 永遠と広がる闇の中で今までの人生を思い出しながら、ポツリと言葉が漏れた。

「やり直せるなら次はみんなを幸せにしたい」

 そうすると局部に直接響くような感覚で可愛らしい天使のような声が聞こえた。

「よし、その願い聞き届けた」

 次の瞬間、暗闇に閉ざされた空間の中に俺を中心に大量の細かい光の粒が輝き広がり、夜空に輝く星空より綺麗な光景が眼前に現れ感動した。


「星々が輝いてるみたいだ」


 急に下半身に寒気を憶え、下を見ると小さな黒髪の頭があった。

 可愛らしいつむじが見え甘い雌の香りが俺の鼻腔をくすぐった。

 そして俺の股間を幼女と思われる子が凝視しているではないか。

 頭が丁度いい位置にあるから仕方ないけど、なんで真っ直ぐ見てるんだ。


「人生をやり直させてあげよう」

 股間に向かって尊大な態度をとる。


 こいつは何故俺の股間に向かってしゃべりかけてるんだと困惑してたら、


「……お主の人生をやり直させてあげよう」

 と同じ言葉を紡いだ。


 この幼女は女性とは縁がない人生だったから、俺の下半身にチャンスを与えようとしてるのか!?

 俺がその言葉の真意を導き出し、童貞の俺でも、この目の前の頭部しかわからない幼女に発情することは流石にないわ、という結論に達したとき、「無視するではなぁぁぁぁぁぁい」と怒り出したじゃないか。


 俺はこの幼女を持ち上げて顔を見ながら「聞いてるよ、ごめんごめん色々考えてた」と謝った。

「よいよい」

 ほっぺをふくらませて半泣き顔だった幼女が、

 にっこり笑い、機嫌が良くなったようだ。

 どうやら、ちょろりらしい。

 そしてこの幼女の笑顔に網膜がやられてしまった。新しい可能性を見出してしまった。俺も超ロリらしい。


 幼女だからか、数年ぶりの人との会話なのに緊張しない。

 幼女を持ち上げたまんまだと腕が疲れるので下ろした。

 幼女が咳払いをコホンと一つ。

「お主、妾と契約せぬか?違う世界になるが、人生もやり直せて妾の寵愛も受けれて、一石五丁くらいなのじゃ」

 指で髪先をいじりながら、紫色の宝石みたいな瞳で俺の目を覗き込んでいる。

 頬が少し赤く染まっており、態度がでかいが、心配そうな表情を浮かべており、少しかわいい。

 決して俺は幼女に手を出してニュースに取り上げられることをしないと誓っておこう。


「人生をやり直せるなら俺は契約でもなんでもするよ。で、お前は神なのか?」

 こういう展開になったら相手は女神で好きなチートスキルをもらって異世界無双するのが転移、もしくは転生だからな。


 幼女は急にもじもじしだして。

「幼女です……」

 と恥ずかしそうに答えた。


「……」


「……」


 二人の間に沈黙が流れた。

 やはり幼女だったかと考えに耽っていると、


 挙動不審の幼女の小さい唇が動きだす。

「かみさまです」

「どっちだよ!!なら証拠を見せてもらおうか、自称神様」

 俺はいやらしい顔付きで証拠提示を要求した。

「わかったのじゃ、では見せてやるとするかのぅ。

 フーン、わかるらぬかこの凄まじいほどの魔力の奔流が」


 ……俺には目の前の幼女が力んでるようにしか見えなかった。

「あの……何も見えないんですけど……」

「なんじゃと」

 幼女は驚愕の表情を浮かべ、うーむと悩む。

 幼女は手を合わせ、徐々に手と手の間を広げると間からプラズマみたいなのが発生し、幼女用のかわいらしいパンツがぽんって出てきた。

「これが証拠、常に妾の人肌を感じられる温かい魔法のパンツなのじゃ」

 差し出されたパンツを手に入れ両手で広げる。

 温かい、それが心地良い温もりでほのかに甘い香りがする。

「信じよう神の存在を」

 俺は涙を流し悟りを開いた顔をする。

「お主軽いし変態だのぅ、まあそういう奴だとわかっておったが……」

 俺が悟っていると、どうやら魔力がない奴には魔力感知ができないので魔力を感じることができないらしいのぅとうわ言のように言うが俺は目の前のおぱんちゅを握りしめ『神たまの初めてを奪ってしまった』と心の中に刻んだ。


「うむ、大まかな要件を伝えよう。

 男と愛し合ったのじゃが痴情の縺れで妾と他の神と呼ばれる存在と殺しあって妾は死んでしまってのぅ」

 俺はうんうんと、とりあえず相槌をうつ。

 続け様言葉を紡ぐ神たま。

「普通の生命体は死んだら精神的肉体も消失する。しかし妾は神なので精神的肉体で活動ができる。さすがアルシェちゃんなのじゃ」


 めちゃくちゃ名前を呼ばれたがっている顔をするアルシェに対し、俺はしばらくアルシェの名前を呼ばない弄り方をしようと思った。

 アルシェが言うには精神的肉体が滅びる前に此処に俺は連れてこられたらしい。


「その説明の仕方だと浮気とかされてそうだな」

「されてないのじゃ、男が妾を選んでくれてくっついたのに他の仲間だったと思ってた奴も其奴のことが好きでのぅ。

 妾を全力で殺しにかかってきてさすがに妾と同等の人智を超えた存在三対一で超強いアルシェちゃんも二人を消滅させ、一人を重症を与えついに死亡してしまったのじゃ」

 男女関係の縺れが殺し合いなる。俺は次の人生はチーレムだと思っていたがチートだけでメインヒロインに愛を注ごうと決意した。

「男はどうしたんだ。どうせお前みたいに人智を超えた存在だったんだろ?」


 アルシェは名前を呼ばれなかったことに少しむくれる。

 そしてしばらくしたら、少し悲しげな表情になり、「巻き込まれて精神的肉体が消滅していなくなってしまったよ」


 なんてやつらだ。

 しかも地雷を踏んでしまった空気が流れた。

 なんて声をかければいいかわからなくなってしまった。

 こういうところで引きこもりだったときの弊害が出てしまう。ネットだとコミュ力発揮できるのにな。

 何か言わなきゃと思うほど頭が白くなり言葉がでてこない。

 ようやく振り絞った言葉が、「大事な人がいなくなるって辛いことだよな」と当たり前のことしか言えなかった。


「過去のことじゃ、気にするではない。それよりいまさらながら自己紹介をしよう。超越者で人類から神と呼ばれているアルシェじゃ。で、お主の名は何と申す」


「俺の名前は祭理音だ。一応神様っぽい存在だから敬語使ったほうがいいのか?」


「敬語は使わなくてよい、今のままがいいのじゃ。名前は理音が生まれてからちょくちょくパスが繋がってあっちの世界の様子が見えたから名前も地球のことも知っておる」


「じゃあなんで名前聞いたんだよ」

「お互い自己紹介の流れじゃったろ?

 ずっと誰とも話してなかったから、緊張して名を名乗るが遅れてしまったのじゃ」


 アルシェは、俺の腹らへんに手を当てると、むぅと力を入れた。


「俺の身体が発光してる!?」

 自分が光出す姿は少し恐怖である。

「安心せい、肉体を与えたのじゃ。肉体は死んだところにあるからのう。新しく作ってやったのじゃ。ところどころ妾好みにしてあげた優しい妾に感謝するがよい」

 アルシェ曰く腐った魚の目を綺麗なお目々に変え、好みの顔に変え、魔力を体内で作れるようになり、いろいろ改造したらしい。


 自分の容姿を見せてもらったが完全に別人である。

 大分女っぽいショタ顔になってしまった。返せよ俺の顔と身長。


 さらにぽんぽんと俺のお腹らへんを手で叩くと、黒いローブ姿、指抜きグローブ、黒いズボン、腰に巻くタイプの黒いショルダーバッグ、黒いブーツ、 全てに置いて真っ黒で厨二病な格好にされてしまった。

「なんだこれえええええ」

「お主が小さいときに見てたアニメというやつの主人公がしてた格好じゃぞ。好きだったんじゃろ?」

 昔の話で今は好きでもなんでもない厨二スタイル。

 そして中々の効果があるらしいから余計に違う格好にしてって言えなかった。


「理音、お主には妾を現世に再び甦生させるために、強くなって欲しい。そのために助言もするし、パスも繋いでおるから寂しい夜は妾と語るがよい。今から行く世界は、魔物がいて、賊や魔術を使う輩もいて、治安も悪くて危険だから魔法を授けたいと思うから、その場に座っておくれ」

 俺は言われたままその場に座る。

 アルシェの顔が近づいてきて大人のキスをされた。

 口内にアルシェの味が広がり、突然のことで、俺は思考停止状態になり、虫の息であった。


「どうじゃ、なんか入ってきたのわかったかのう?」

 そんなに唾液を俺の中に注ぎ込んだの!?

「唾液いっぱいありがとうございます。美味しゅうございました」

「違うのじゃ。唾液も少しくらいは…… 」

 あたふたしてたアルシェが説明する。

「理音に創造魔法に分類する物質創造を授けたのじゃ。ぶっ殺した神が使っていたのを奪ったからのぅ。新たな物質を作る能力じゃがこの魔法の本質は概念を物質化することじゃ。完全に使いこなしたとき未知の物質が作れるようになるのじゃ。その力で妾の肉体を作って欲しい。

 だが今の理音には物質を上位の物質に変換ぐらいしか使えぬ。例えば鉄をミスリルに作り変えたり、水を聖水に変えたりかのう。形状も変えれたりもする。基本似たような物質ならなんでもよい。使いこなせれば理音が願ったものや未知の効果を持った物質も作れるようにできるはずじゃ。物によって魔力の消費も変わるから気を付けるのじゃ」

 俺の容量みたいなのが九割方この創造魔法の物質創造が占めてるらしく属性魔法は一切使えず。

 肉体は多少強化されてるらしい。

 そして勇者召喚しようとしてる人のところに送り込むということ。


「今から行く世界って名前なんて言うの?」

 俺はかっこいい名前を期待した。

「名前なんてあるわけなかろうあえて言うなら名も無き世界じゃな」

 そりゃそうだな。俺だってどこの世界から来たのですか?って聞かれたら日本か地球って言うしな。


 俺の下に魔法陣が浮かび上がる。

 体が透明になっていく。

 どうやらお別れの時間が来たようだ。

「アルシェありがと。ありがとって言葉じゃ足りないけど、こんな俺にまた人生と生きてく能力を与えてくれてありがとう」

「そう自分を卑下にするでない。自信を持て、理音は強い子じゃ。小さな時から見てきたから知っておる。お部屋の中では最強の存在だったではないか、そしてお主は妾の希望、何千年も孤独で居続けた妾と繋がることができた唯一の存在」

 アルシェは俺を抱擁する。

 優しく母が子を慈しむのに似ている感じの感覚だった。

 俺は心の中でお部屋の中では最強の存在ってなんじゃいって思いながらちっぱいに吸い込まれるように頭を寄せる。

 今は女性受けする顔じゃからな、女には気ををつけるんじゃぞ、愛とか母性に満ちてるやつほど真っ先に殺しにかかってくるからのぅと何回か耳元に囁かれて、気づいたら魔術師っぽい人達に囲まれていた。




 真っ暗な空間の中で少女は悲しげに何度も何度も呟いた。


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