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は・じ・め・て

 初ピッキング・金庫破りを経験いたしました。犯罪者になるつもりはありません、ソラです。

 昨日(12月27日)のことです。その日のことを書かないという、日記としてはちょっと外れた行動をしますが、ご了承ください。


 以前書いた短編のモデルであるソラ家のおばあちゃん。軽度の認知症を患っております。で、そのおばあちゃんが、財布をなくしたようでして。財布の行方については、下手したらソラの家族がバラバラになりかねない様々な事情がありますが、そこは割愛させていただきます。

 「財布がない、財布がない」がひと段落したところ、次に口癖のように毎日いうことは、「金庫が開けられない」でした。


 金庫の鍵を財布にしまっていたようで、一緒になくしてしまったらしいのです。

 金庫には通帳などが入っているため、このままだとおばあちゃんが自由にお金を使えない。しかし、困ったことにおばあちゃんの金庫を作った会社は潰れており、合いかぎを作ったりスペアを貸してもらったりということができない。

 おばあちゃん、ついには「金庫を壊したい」と言うようになりました。

 毎日同じことを繰り返されてうんざりしていましたので、やけくそになったソラが「分かった、じゃあ、壊そうね」と言ってしまい、金庫の破壊が開始された次第です。


 まずはピッキング。ヘアピンや針金、細いはさみの先端などを使いますも、すべて失敗。ソラにその才能はありませんでした。

 あきらめて、次はドアの破壊。兄が二時間をかけ、ちょうつがいを破壊しました。そこでいったん小休憩。休憩中にはおばあちゃんがてこの原理でドアを持ち上げようとしていましたが、あえなく失敗。

 結局、帰宅した父に頼み、無事金庫のドアは開きました。


 めでたしめでたし。


 将来なんの役に立つかは不明ですが、貴重な体験をしたと思います。おばあちゃんの「あれがない、これがない」には疲れることもありますが、金庫破りは楽しかったです。

 最後はめでたしで終わることができ、ほっと一安心した一日でした。

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