雑文エッセイ「著名作家の先生から感想がもらえるチャンスっ!・・、いや別にいらねぇす。」
はい、何のことかと言いますと、なろう運営の公式企画『チャレンジ企画「お題で飛び込む新しい世界」』で、ご褒美として提供してきた釣り餌が、商業作家さんからの感想プレゼントだったのです。
うん、まぁ、これってその作者さんのファンの方ならば大喜びなんでしょうけど私は別にいらないなぁ。
と言うか、ここは小説家に『なろう』なんだから、小説家ご本人よりは『真っ当な』商業編集者目線での批評や分析の方が喜ばれるんじゃないのか?
いや、お子ちゃまたちから見れば商業作家さんから貰えた方が勲章になるのかね?
でもそれって単に自慢の種でしかないような・・。
まぁ、そこら辺は人それぞれで思いが違うだろうから私がどうこう言う事ではないのだろうけど、感想を贈らなけりゃならない商業作家さんとしてはあまり辛らつな事は書けないよな。
だから多分ありきたりな褒め言葉の羅列と、多少の注意点くらいを書いてお茶を濁すんじゃないだろうか。
例えばこんなやつ。
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序盤から設定に引き込まれました。主人公の戦いに対する葛藤がよく表現できていたと思います。
更に戦いに勝利した後の虚しさも描写されており、単なるチャンバラ活劇ではない考えさせられるストーリーに感銘を受けました。
ただ、惜しむらくはキャラクターたちの名前が少し読みづらかったです。基本小説は『文字』を読むものですから、読めない漢字が出てくるとテンポが崩れます。
これはルビを振ればいいという問題ではなく、言葉として発音しやすいかにも係わってきますので、拘りはあるのでしょうけど考慮すべき点だと、私も昔編集者さんから注意されました。
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ははは、実に無難な感想だ。さすがは商業作家、こんな批評を毎回編集者から言われているんだろうね。
で、次はもう少しフランクなパターンの感想例です。
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いや~、ぐいぐい読まされたよ。おかげでトイレに行暇も惜しくて漏らしそうになっちゃったっ!
うんっ、すごいねっ!これだけ書けるのならば十分商業作家としてやっていけるんじゃないかな。
ただ、商業の場合は買い手のニーズに合わせるのも大事なので、ストーリー展開をそっち系にしておく必要があるんだよね。
でも、だからと言ってテンプレ『だけ』では他の書籍群に埋もれちゃうので、押さえるべき点は押さえつつ、自分の持ち味をアピールするのが大切です。
その点、あなたの作品は非常にテンポがよく、キャラクターの立場にもブレがなかったので安心して読めました。
なので今後もあなたの『作風』を維持しつつ、買い手のニーズにあうような作品を生み出してください。
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いや~、褒めるほめる。まさに褒め殺しとはこの事かっ!と言わんばかりの絶賛だ。しかもオンリーワンという褒め方だからね。
ははは、さすがは商業作家だ、ポイントを押さえているぜっ!
でもまぁ、こんな感想ならば別に私だって書けるからな。と言うか実際書いたのは私だし。
だけどあれだよね、今はAIが絵を書いてくれるからイラストレーターさんが表紙絵を描いてくれますっ!とか言ってもあまり喜ばれないのかも知れない。
勿論感想だってAIに問いかければ幾らでも肯定的な感想を書いてくれるらしいからな。
そうゆう意味ではなろう運営もAIを使って投稿作品に感想を贈るサービスをした方がウケるんじゃないだろうか?
AIの商業利用に幾らお金がかかるのかは知らないけど、ネトコンだって感想サービスをして賑わっているんだからここの運営も後追いすれば底辺作家たちのモチベーシヨンアップに繋がるんじゃないのかねぇ。
と言うか、作品検索項目に贈られた感想数も書き足して欲しいよな。だってここって感想を読みにくる人も結構いるみたいだし。
つまり今まではポイントが作品の人気を計るバロメータだったけど、そこに感想数という新たな指標を加える事によって更にPVが伸びる気がするんだよね。←恩恵にあずかるのが人気作品と人気作家さんのみってのが微妙なところなんだけどね。
因みに感想が贈られるのは12作品のみで該当者の発表は2026年3月下旬頃だそうです。
うん、応募した事を忘れてしまいそうだよ・・。←応募するんかいっ!
-お後がよろしいようで。-




