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ヴェリテトゥルー大学校で私は輝くステラになる(平日8時20分、休日9時20分更新!)  作者: 猫こんた


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79話 あり得ないほどの本の量

ここの図書館はクラウンさんと言う龍人族が司書を務めているそうだが年の影響で一日活動するのに3日ぐらいは眠らないといけないようだ。


「それで客人を連れてどうしたの?また変なことをするの?」

「いや、この人たちが島の向こうで焚書となった本を探してるってさ」

「焚書か、向こうで焚書になってる本をまとめてある場所があるから来て」


クラウンさんはおぼつかない足で立ち上がり、本棚を見ていった。


「これは数百年前に出た本、これは数千年前に出た本」

「数千年……虫に食べられずに残っているなんてすごいぞ」

「そうだろう、ここは虫一匹たりとも通してないからそういう心配は無いんだ」

「だから空気が通らずに本の匂いが充満するんだよなぁ……あと埃」


するとクラウンさんは本棚の中からある一冊の本を取り出した。


「本がありすぎて焚書になった本を探すのがめんどくさいんだよな」

「本をまとめるための本があるんだ……」

「これが無いと司書の仕事が成り立たないんだ」


クラウンさんは焚書の本棚に向かって歩き出し、私たちに紹介してきた。


「外の世界で焚書になったのでもここに保存してあるから自由に見ていくといい」

「持ち出しっていいの?」

「駄目だと言いたいがコピーはいいぞ、だが焚書に書かれている内容や魔法を写せたらの話だ」

「それって挑戦状をたたきつけてるってことになるけど?」

「そうだ、やれるものならやってみて」


クラウンさんに挑戦状を叩きつけられ、私はある焚書をみた。


「これは簡単な焚書だね」

「そうなの?」

「ああ、これは単純な炎魔法を凄い威力にしたものをこれに封じ込めてるね」

「……あんたの学生凄いな」

「これでも魔王の娘らしいよ」


先生はクラウンさんにそう言った、するとクラウンさんの眼鏡が割れた。


「あんな人に興味を持たなそうな魔王様が人と子供を作る……だと!?それを詳しく聞かせろ!オギャァした瞬間から今まで詳しく!」


クラウンさんは私に今まであったことを話すようにせかしていた。


「クラウン……その話は長くなりそうだから私が後で話す。あとマオは今島の外に居る、婚約者と一緒だよ」

「ほぉ……その内容だけで本を作れるぞ」


クラウンさんはビジネスチャンスを感じており、ワクワクしていた。


「それでなんだけど、この焚書の切れ端だけで著者わかる?」


私は持っている焚書の切れ端をクラウンさんに見せた。


「……へぇ、なかなか面白い焚書の切れ端を持ってるね。ちょっと待ってて」


クラウンさんは背中の羽で上空に飛びあがり、一冊の本を取り出した。


「焚書の中で破れて使えないのがここにある。もしかしたらって」


焚書を開くと明らかにボロボロの紙で破れている箇所がいっぱいあった。


「この破れ方って……まさか」

「破れてるところが一緒、もしかして?」


私が持っている焚書の切れ端を本に合わせてみた、すると気持ちいいほどにぴったりとはまった。


「おっ、まさかこのページがステラの持っていた焚書の切れ端と一緒だ」

「それで書かれている内容……デフォって言う奴らしい。私が呼び出したゴルゴンと一緒の姿だ」


どうやらそこに書かれている内容、それはゴルゴンの能力がすべて書かれていた。


「力をゼロにする能力……?」

「ゼブラーのハンマーをゴルゴンが受け止めてた、ハンマーの衝撃をゼロにしたのか」

「なるほど、それでこれのページは一体何ページあるんだ?」


私は焚書のページを数えていった、すると20ページはあることに気が付いた。そして完成しているページは2ページのみで破れているページが18ページ、その中に私が持っていた焚書の切れ端が含まれている。


「その本、あげてもいいけど。破れてるから私はいらない」

「助かる」

「ありがと~」

「これで用件は済んだの?」

「ああ、後は破れている焚書のページを復元しないとね」

「焚書の切れ端は独特な魔力を感じられる。頑張って探して。多分この島に焚書の切れ端はある気がするよ」

「クラウンさんありがとうございます。それじゃ船に戻ろうか」


こうして私たちは持っていた切れ端の原本を貰うことになり、ここから破れている17ページの切れ端を回収するのだった。

最後まで見てくれてありがとうございます。

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