70話 仮面の裏の顔
翌日、全校生徒が体育館に集められたのだ。
「新校長のご登壇です」
私たちの目線は前に向いた、するとそこに立ったのはあの司書さんだった。
「えーっと、こんにちは」
(何だか弱弱しい校長だなぁ~)
司書さんは話を進めていき、周りの声がざわざわし始めると司書さんは切り札を切ってきた。
「それで私の補助をしてくれる校長補佐を紹介するよ。こっちきて」
司書さんがそう言うと横から現れたのは先生だった。
「はぁ!?」
特別選抜学科に所属している私たちは驚きの声を上げ、周りの目線が集中したのだった。
「この人は特別選抜学科の担任をしているアインツベルン先生、私の手が届かない所での風紀や安全を担当してくれる」
「よろしく」
(まさか昨日呼ばれてたのって……校長補佐と言うポストを言い渡すためだったのか!?)
点と点が繋がった瞬間だった。そして私たちは教室に戻っていった、だが教室内には驚きの声が聞こえていた。
「まさか先生が校長補佐なんて……凄すぎるよ」
「でも担任やめちゃうのかな……?」
ケリーとイラストリアはそう言っていた。校長補佐のポストに就いたから担任を止める可能性があることを二人は言っているようだ。
(確かに兼任が認められなかったら新しい担任が来ると言う事だよな……でもそんなことするのか?)
すると教室のドアが開き入ってきたのは先生だった。
「先生!」
「ああ、どういうことか担任兼校長補佐となった。時間が前より取りずらくなるがよろしくな」
「こちらこそよろしくだぞ!」
「ラゴニアは少し落ち着きなさい」
こうして授業が始まったが入り口から司書さんが教室を覗いているのが気になった。
(どうして司書さんがこの教室を見に来てるんだ……?それにやけに先生の動きがぎこちない……緊張してるっぽいな)
「今日の授業はどうしてこんなに緊張してるんですか?」
「それは入り口を見てみればわかるでしょ!?」
先生は私の質問の原因を答えた。そして授業が終わると先生は机に置いていた水を一気に飲み干した。
(どれだけ緊張してたんだよ……)
その時下の方から何かが爆発した音が鳴り響いた。
「なんだ!?」
「下で何かが壊れた音がしたな……だがこの学校に張り巡らせているアンチマジックシールドで魔法は打てない。なら打撃系の武器か!」
先生はどういう状況なのか上から見た、すると白ローブに四角い何かを持った人が学校を爆破していたのだ。
「おかしい、この距離は魔力検知システムが作動しているはず!!なのにどうして侵入者と判断しないんだ?」
「先生、どうしますか?」
「……私が行く、奴を止めに行く!ステラとラゴニアは来れるんだったら来てくれ!」
そう言って先生は奴のはるか上から飛び降り、私はラゴニアに頼んでゆっくりと下っていったのだった。そしてこの後奴の仮面が割れ、私たちは驚くのだった。
最後まで見てくれてありがとうございます。
少しでも続きが気になる、それか面白ければブックマーク・評価・いいね・感想・レビューをお願いします!




