67話 重力加速魔法
翌日、休日を過ごしていた私に話しかけてくる人がいた。
「ステラ、少しだけ野外で戦闘訓練してみないか?」
「ラゴニア……私とあなたの実力の差は明白なのにどうしてそんなに私と戦いたがるんだ?意味が分からないんだけど」
それはラゴニア、どうやら私と戦いたいようだ。だが戦っても私が勝つのが目に浮かぶのだがどうして私と戦いたがるのか分からなかった。
「どうして圧倒的強者のステラに挑むのか?それはもちろんステラから強さの理由を見て学ぶためだ」
「つまりそれってサンドバックにされながら学ぶってことだよね?」
「言い方が悪いな、ステラの魔法や攻撃を受けながら攻撃の応用を学ぶんだ。言葉で言うよりも実戦だ!はよはよ」
私はラゴニアに若干強引に実習場に向かった。
「一応保健の先生を呼んでるから大怪我しても大丈夫だぞ」
「保健の先生を呼ぶなんてラゴニアらしくないなぁ~」
「うるさい、怪我を必ずするからな、呼んでおいたんだ。じゃ行くぞ!」
ラゴニアは爪で私を切り裂こうとしたが私はゆっくり動いて攻撃をかわした。
「何!?」
「動きが単調すぎる、それだと読めちゃうな」
私はラゴニアの首をとりあえず絞めた。
「本当だったら首を斬り落とされて終わりだよ」
「分かった、次の戦いを始めようか」
私は向かってくるラゴニアを安全に無力化していった、だがラゴニアはとてもじゃないが戦闘が身になっていないようだ。
「ラゴニア、もしかしてだけど弱いから私に習おうと?」
「そうだ、私はドラゴンの姿だと無敗だった、だが慣れていない人型はまだ勝負に勝っていない。だから強くなろうとしてるんだ」
「そうか、なら本気でかかってきて。あなたの本気を見せて」
私はラゴニアにそう言った。するとラゴニアは骨を鳴らしながらストレッチをしていった。
「なら本気で行かせてもらうそっちも本気を出せよ。そして怪我しても知らないぞ」
「ああ」
ラゴニアは羽を活かし、三次元の動きで私に突撃してきた。
(さてと、三次元から攻撃が来るとなると予想が難しいな。それに直角的な動きが加わってるから何とも度し難いんだ!!)
私は予測が困難なラゴニアの攻撃をどうにかして目に捉えていた。そして突撃してくるタイミングで私はギリギリ避けた。
「あっぶねぇ!?!?」
「あと少しだったか、だけど戦いのコツはつかめた!」
ラゴニアは自身にあった戦闘スタイルを見つけたようでずっと私の周りを高速で飛び回っていた。
「ラゴニア、自身の戦闘スタイルを見つけれたじゃないか。後は魔法対策だな」
私は半径20mに重力を3倍に増やす魔法をかけた、もちろん私もその魔法の影響を受けて膝をつくが最も被害を受けたのはラゴニアだった。
「ぐっ……魔法なんてずるいぞ」
「こう言ってなかった?そっちも本気を出せよって」
「確かに言ったな……降参だ」
私は重力加速魔法を解き、立ち上がった。
「さすがに重力加速魔法は強すぎたか、だけどこの程度で動けなきゃ実戦で役に立たないと思うけど」
「ステラの言うとおりだな……よし、徐々に重力加速魔法をかけていってくれ、それで鍛える」
「懲りないなぁ~それよりも骨を魔法で治してもらって?どうせ落下の衝撃で骨折れてるだろうから」
「そうするよ……いてて」
ラゴニアはさっきの重力加速魔法で地面に体を強く打ち付けて骨を折ったらしい。そして治療してもらっている間私は重力加速魔法を自身にかけた。
(この重力加速魔法は人にもかけれるのね、つまり特定の人物の行動を止めることが出来ると)
私は重力加速魔法を実戦で学んでいくことにし、ラゴニアが帰ってくると重力加速魔法を最初は1.1倍で半径20mに展開して特訓するのだった。
最後まで見てくれてありがとうございます。
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