65話 気の合う同士の決闘
入り口に着いた私と先生は母親がゼブラーを土下座させている光景を見せられた。
「どうも先ほどは申し訳なかった」
「……危害を加えられてないし私たちはどうでもいいんだけど……ちょっとややこしそうな人が後ろからついてきてるね」
私と先生の後ろからエリカ先生がこっそりとこの光景を見ていたのだ。
「確かに誰かがついてきてるね、なんだかややこしそ~」
「……おめーなんだか俺様と同じ目をしてるなー」
ゼブラーはハンマーを持ってエリカ先生に向かって歩いて行った、エリカ先生もゼブラーに向かって歩いて行った。
「どうして私と同じ目をしてるんだ……?もしかしてバトルジャンキー同士が分かる心ってのがあるのか?」
「ちょっとエリカ!?止まって!?」
だがバトルジャンキー同士、止まることは無くゼロ距離でデコをぶつけ合った。
「いい目じゃん、やるか?」
「ああ、売られたバトルは買わなきゃな」
「エリカ……?」
「もし重傷になっても知らないからな」
こうしてバトルジャンキー同士は学校の前で戦うことになり、私たちは二人がけがしてもいいようにすぐ救護に出れるように待機をしたのだった。
「先生、これ止めなくてよかったんですか?」
「バトルジャンキーは止めれないんだよな……さすがバトルに命を懸けてるまであるわー」
流石に先生もバトルジャンキーの考えが分からず、ドン引きしていた。そしてお互いは持っている武器でぶつかり合った。
「さすが重量級のハンマー!薙刀が折れそうだ」
「お前の薙刀もいいぞ……もっと来い!!!ワハハハハ!!!」
金属が擦れる音や火花が散る光景を私たちは遠目から見る事しかできなかった。
「すごーいね」
「うん、ゼブラーは死ぬ前はあんな動きをしてた、生き返ってもあんな動きをするなんて」
「ゼブラーはあんな大きなハンマーを持って剣みたいに振るんだよな……これに勝った勇者は一体どんな化け物だったんだよ」
先生はゼブラーを討伐した勇者を化け物扱いしていた。まぁ派手な戦いを見ていたら自然にそう思うんだけどね。
「おっと、決着がつきそうだ。救護の用意をするかな」
母親がそう言うと二人に近づいて行った、そしてエリカ先生は柄の部分でゼブラーの頭をフルスイングしてハンマーを手放させた。そしてハンマーが地面に激突すると地面が割れたのだった。
「おっと、気絶しちゃったのね~」
「今すぐ回復させる、だからもうバトルはストップで!」
「分かったよ~」
エリカ先生は薙刀を袋に入れ、母親はゼブラーを回復魔法で回復させて起こした。
「ふぅ、とりあえずは発散できたかな?」
「ああ、友よ」
「友ね……いいよ」
「……あのなぁ、ゼブラーとエリカの間で友情が芽生えてるじゃねぇか!?!?」
ゼブラーの戦闘欲が収まり、私たちはやっと本題を話しだせるのだった。
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